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官能小説家、館淳一先生にお会いする [日常(思い出)]

6月15日(日)
都内某所にあるフェティッシュバーで開催された「ブルゴン商事臨時株主総会」に参加。
「ブルゴン商事」は官能小説家の館淳一さんの小説の舞台としてしばしば登場する総合商社。
本社は赤坂にあり、高度な監視システムで社員が管理されている。
ときどき女子社員が行方不明になることはあるが、今「流行り」のブラック企業ではない。

「株主総会」に先立ち、中野サンモールのレトロな喫茶店「ノーベル」で館淳一さんに初めてお目にかかった。
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私が初めて読んだ館さんの作品は『別冊S&Mスナイパー』1980年11月号に掲載された「ナイロンの罠」という小説。
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↑ 切り抜きを保存してあった。
当時、私は25歳。
普通の青年と異なる自分の性の有り様にいちばん悩んでいた時期だった。
予備校生の美少年が、実姉が仕掛けた「ナイロンの罠」(=女装の象徴)に嵌っていくストーリーに大きな衝撃とシンパシィを感じた私は、その後、館さんの作品を買い求めて読み漁るようになり、その過程で、女装への道を歩み始めていった。
そういう意味で、館さんの「ナイロンの罠」は、私の今に至る「原点」のひとつである。
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館 淳一 SNIPER NOVELシリーズ(発行:ミリオン出版) 
① 『闇から来た猟人』(1982年11月)
② 『ナイロンの罠』(1983年2月)
③ 『乱倫のバラード』(1983年6月)
④ 『絹の淫ら夢』(1984年10月)  未購入
⑤ 『黒いレースのニンフ』(1986年2月)
⑥ 『濡れ色のマドンナ』(1986年9月)
⑦ 『ロリータの鞭』(1987年10月)  未購入

館さんの小説は、他のSM作家が、ひたすら男性が女性を責める「男S女M型」だったのに対し、女性が男性を責める「女S男M型」が中心で、しかも、しばしば責められるのが女装が似合う美少年だった。
また、他の作家が、出来るだけ早く、しかもワンパターン的に「責め場」に持っていくのに対し、状況設定が多彩でストーリー性に富み、かつ情景描写が細やかだった。
一応、文学青年だった私はそうした館作品の特色が気に入ったのだと思う。
しかし、SM雑誌の営業的にはどちらの特色もマイナスであり、シリーズが打ち切られたり、いろいろご苦労されたらしい。

館さんは、雑学的な関心・知識も豊富な方で、私は3年ほど前に新宿4丁目(旭町)の連れ込み旅館のことを調べていて、たまたま館さんのブログに行き当たった。
さらにFace Bookのコメント欄でやり取りをしているうちに、昨年4月に思いがけず「友達申請」をいただいた。
その時、改めて「ナイロンの罠」以来の長年のファンであることをお伝えした。

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この日、作品との出会いから34年の時を経て、作者にお目にかかり、愛蔵書である『ナイロンの罠』にサインをいただくことができた。
ほんとうにうれしく、感激だった。


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