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新派最後の女形、(二世)英(はなぶさ)太郎、逝く [訃報・追悼]

11月13日(日)

新派最後の女形、(二世)英(はなぶさ)太郎さんが逝去。

(初世)英太郎(1885~1972年)の弟子で、師匠や花柳章太郎(1894~1965年)など新派の特徴であった女形の芸を現代に継承した。
これで、新派の女形芸は断絶。

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英太郎さん死去…新派の重鎮で唯一の女形

新派の重鎮で、劇団唯一の女形として活躍していた俳優の英太郎(はなぶさ・たろう、本名・大久保秋久)さんが11日午後11時、虚血性心不全のため、都内の自宅で死去していたことを13日、松竹が発表した。81歳だった。

1952年に新派の名女形として知られる初代の英太郎に弟子入り。「築地明石町」で初舞台を踏んだ。師匠が死去した後の73年5月、東京・新橋演舞場公演「假名屋小梅」の小梅で2代目を襲名。女優中心の劇団内において、確かな演技で存在感を見せていた。今年9月に新橋演舞場、大阪松竹座で行われ、劇団入りした元歌舞伎俳優の市川月乃助(47)が、2代目喜多村緑郎を襲名した「九月新派特別公演」の「深川年増」でおよしを演じたのが最後の舞台となった。

『スポーツ報知』2016年11月13日21時27分
http://www.hochi.co.jp/entertainment/20161113-OHT1T50152.html





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コメント 2

ふぷら

訃報に大変驚きました。偶然、知人の代打でこの最後の舞台を観劇したので。
新派は初めてで、正直この「深川年増」というお芝居は「蓄妾」が当たり前とされた古い時代の価値観のお話…甲斐性の無い男が妾を切ろうとしてその妾が怒り、本妻と男に意趣返しをする「喜劇」らしいのですが、本妻さんが気の毒でかわいそうでサッパリ笑えませんでした。ただ、本妻さん役の、すっきりと品のある風情がとても印象に残りました。
この本妻さん役が、英太郎さんでした。
81歳だったと聞いてビックリ。とてもそんなお年には見えない、背筋のすっと通った立ち姿が美しく涼やかで、もっと全然お若く見えました。つつしんでご冥福を祈ります。
なお「最後の新派の女形」というのにも軽く驚きました。何故なら、この「深川年増」というお芝居には、本筋とは別に「令嬢とそのお付きの女中・実はスリの二人組の男」が二回登場します。全く女性にしか見えないお嬢さまとそのお付きの女性が、一転して野郎の声でスリの首尾を確認するシーンで「あっ若い女形の役者さんなのかな?」と、てっきり思い込んでいたのです。それじゃあの二人は違ったんだ…。
偶然、大事な芸の最後の舞台を拝見した事に気が付き、何やらあらたまる心持ちです。
by ふぷら (2016-11-20 11:17) 

三橋順子

ふぷらさん、いらっしゃいま~せ。

お芝居のことはあまり詳しくないの恐縮なのですが、「最後の新派の女形」というのは、花柳章太郎などが大成した戦前から続く新派女形の系譜が途切れるということで、歌舞伎(旧派)などの女形を招くことは今後もあると思います。


by 三橋順子 (2016-12-04 19:18) 

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