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「GID特例法」第2条の「性同一性障害者」の定義 [現代の性(性別越境・性別移行)]

2月9日(木)

以下、針間克己先生の見解。
重要な視点なので紹介。
http://d.hatena.ne.jp/annojo/20170208

「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律(GID特例法)」では、「性同一性障害者」を次のように定義している。
「自己を身体的及び社会的に他の性別に適合させようとする意思を有する者」(第2条)
ということは、身体治療をしていない場合、身体的に「他の性別に適合させようとする意思」がないとして、定義を満たさないと解釈できる。

ホルモン療法や乳房切除術などの身体治療をしていない人は、上記の「GID特例法」が定義する「性同一性障害者」に該当しない可能性がある。

以下、私の見解。
たしかに身体治療をまったく行っていない人は、GID特例法が「意思」で定義している以上、厳密に言えば、法的な「性同一性障害者」からは除外される可能性がある。
身体に他の疾患や障害があって、身体治療ができない理由を述べれば除外されることはないだろうが、そうでない場合は、法律を厳格に適用すれば除外だと思う。
そもそも、医療的な診断基準とは別の定義を法律が作ってしまい、結果、医師が診断する「性同一性障害をもつ人」と、法律が定義する「性同一性障害者」とが、ズレてしまったことに問題がある(これもまた、「GID特例法」の「毒」のひとつ)。

医療としては、性同一性障害の診断基準を満たしていれば性同一性障害をもつ人と言えるが、法律上の「性同一性障害者」の定義は、当然のことながら「GID特例法」の定義によるべき。

そうなると、「性同一性障害者」の定義に当てはまらない人が「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」の適用について申し立てするのは、当事者性という点で成り立たなくなる。


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コメント 2

ルクス

この辺の影響からエアIS(インターセックス)やエアKS(クラインフェルター症候群)のXジェンダーや性同一性障害が涌く原因なんですかね?

きっちりして欲しいですね。

年に何度も重傷クラスの骨折したり、病気で入退院繰り返したりいい事少ないのに、嬉々としてして私KSなんです。インターセックスなんですって騙ってるのに出くわすと、殴っていい?て思いますわ^^
by ルクス (2017-02-10 02:53) 

三橋順子

ルクスさん、いらっしゃいま~せ。

「特例法(2003年)」以後は、ISを騙る性同一性障害者は減ったと思います。
ISだったら、GIDの診断が出ませんので(今は診断基準が変わりましたが)。

私がKSの方の様々な身体的困難を知ることができたのは、ルクスさんと知りあえたお蔭です。
by 三橋順子 (2017-02-16 00:14) 

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