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裁判の意義と、人物への評価は別にしないといけない [現代の性(性別越境・性別移行)]

2月9日(木)

『朝日新聞』の記事で紹介されている臼井崇来人氏のTwitterとブログから。
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ノーホル・ノーオペFTM臼井崇来人 @tacaquito

昨日、お風呂場でガチ事件。犯人はどちら?
「お前は男じゃない、女だ!」という息子。
「バカにしとんか」と殴りかかる父。

https://twitter.com/tacaquito/status/826960108013940736
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「お前は女だ!」息子のドヤ顔にブチ切れる
トランスDV親父の風呂場しごきと悲劇
〜和解のための五感活用のルール〜

風呂場で事件は起こりました。流血惨事にこそならなかったものの、頭蓋骨に突き刺さろうがおかまいなしの形相で「ゴチン」と歯ブラシの尻で頭にゲンコツを入れるや否や「なんださっきの言い方は、馬鹿にしとんか?」と腹に足キックをかまし、そのまま壁に押し付け、息苦しそうな顔を睨みつけます。
http://blogs.yahoo.co.jp/inakaoyako
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これって、典型的な連れ子への暴力(虐待)ではないか。
性別についての裁判どころか、警察に通報ものでしょう。
和解すればいいってもんじゃない。
大人から子供への暴力行為そのものが問題なのだ。
どうも子供への暴力の感覚が、私とはまったく違う人物ようだ。
裁判の意義と、人物への評価は別にしないといけない。
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性別変更に「手術は必須」なのか?
朝日新聞170208.jpg
戸籍上の性別を変えるのに「不妊手術」を義務づけた性同一性障害特例法は違憲だと訴え、女性から男性への性別変更を求めた家事審判で、岡山家裁津山支部(柴田憲史裁判官)は「手術要件は合憲」と判断し、申し立てを却下した。6日付。申立人側は国家賠償訴訟も視野に、広島高裁岡山支部に即時抗告した。

■家裁支部「手術要件は合憲」と判断
申し立てたのは、女性の体で生まれ、男性として生きるトランスジェンダーの臼井崇来人(たかきーと)さん(43)=岡山県新庄村。

臼井さんは39歳で性同一性障害の診断を受け、その後、戸籍上の名前も男性的に変えた。ホルモン投与で声が低くなり、骨格筋が発達するなど男性のような体つきになった。ただ、「本質は手術のあるなしではなく、個人としてどう生きたいかではないか」との思いもあり、卵巣摘出などの手術を受けてこなかった。

昨年12月、性別変更を求める家事審判を津山支部に起こした。審判では、性別変更の要件の一つに「生殖腺や生殖機能がないこと」を定める特例法について、「身体に著しいダメージを伴う手術を要求するのは、自己決定権を保障した憲法13条に違反しており、無効だ」と主張した。

これに対して、決定は「(特例法の手術要件は)元の性別の生殖能力が残っているのは相当ではないことから定められたと解される」と指摘。「憲法13条に違反するほど不合理な規定ということはできない」と結論づけた。

臼井さんは昨年春から、パートナーの山本幸(みゆき)さん(39)と幸さんの長男(6)の家族3人で暮らす。性別を男性に変え、幸さんと異性カップルとして結婚したいと望む。7日、決定文書を受け取り、「当事者にも多様性があり、特例法ではカバーし切れない。手術をして後悔したという声も聞く。法が現実とかけ離れていると感じるが、司法の壁は厚い」と語った。

■受診1.5万人 性別変更2割

体の性別と異なる性別で生きるトランスジェンダーの中には、手術を望まず、ホルモン投与や服装などで自認する性別として生きる人々も大勢いる。

日本精神神経学会の調査では、特例法が施行された2004年から12年までに性別への違和感を訴えて受診した約1万5千人のうち、手術を経て性別変更に至ったのは2割だった。手術要件が壁になり、性別を変えられない人も多いとされる。就職や結婚のため、やむを得ず手術する事例もあるという。

法務省によると、不妊手術が要件とされたのは「元の性別の生殖機能により子が生まれれば、様々な混乱や問題を生じることになりかねない」などの理由からだ。だが、「手術などなしに自認する性別で生きる自由は、基本的人権として尊重されるべきだ」と指摘する専門家も少なくない。

国際的には「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康/権利)」を尊重し、性別変更の要件から手術要件を外す国が増えている。英、米の一部の州、アルゼンチン、独、仏などでは手術は不要だ。世界保健機関(WHO)なども14年、不妊手術の強制は人権侵害だとして廃絶を求める共同声明を出しているが、国内では特例法改正の動きにつながっていない。
(小川奈々、二階堂友紀)
『朝日新聞』2017年2月8日08時18分
http://digital.asahi.com/articles/ASK282PW8K28UBQU007.html?_requesturl=articles/ASK282PW8K28UBQU007.html&rm=774

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くじら

女装の歴史を拝読して以来の隠れファンです。いつも興味深くブログ拝見しています。全くの同意見です。どんな理由であれ、大の大人がたったの6歳の子供に我を忘れて暴力をふるうなんて、言語道断です。セクシャリティを言い訳にするのは、同じような立場の人達に対してもあまりにも失礼な言説だと思います。
by くじら (2017-02-09 23:34) 

ういんた

暴力は言語道断の非道ですが。

そもそもノンホル・ノンオペでありながら風呂に一緒に入って全裸を見せつつ、男(父親)扱いを強要すること自体がすでに暴力と思います。

by ういんた (2017-02-12 13:09) 

くじら

先生、何度も申し訳ございません。ご著書の題名を間違えておりました…。ファンと言いながら題名を間違えて覚えてしまっていたこと、お詫び申し上げます。いつか先生の春日権現絵巻の絵解きの本が出ないかな〜と夢想しております。
by くじら (2017-02-13 12:06) 

三橋順子

くじらさん、いらっしゃいま~せ。
拙著、ご購読ありがとうございます。
おっしゃる通りで、そもそも大人が6歳の子供と同じレベルで喧嘩しては駄目です。
ジェンダーの問題以前に、人間性を疑ってしまいます。
by 三橋順子 (2017-02-15 23:58) 

三橋順子

ういんたさん、いらっしゃいま~せ。

親が性別を移行する場合、それを子供に押し付けちゃあ駄目なのです。
子供には子供の性別認識があるわけで、それは尊重しないと。
まして自分の子供じゃないわけで。

by 三橋順子 (2017-02-16 00:01) 

三橋順子

くじらさん
『春日権現験記』の絵解きとしては、五味文彦先生の『「春日験記絵」と中世―絵巻を読む歩く』(1998年)という優れた著作があるので、順子バージョンは可能性はありません。

by 三橋順子 (2017-02-16 00:08) 

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