So-net無料ブログ作成
検索選択

性的少数者、生きづらさ鮮明 72%「差別発言聞いた」 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

3月3日(金)
-----------------------------------
「職場や学校で性的少数者について差別的発言を聞いたことがある」という人は72%に達した。10代が77%▽20代が75%▽30代が70%▽40代が69%▽50代以上が64%で、若い世代ほど差別的発言にさらされていた。
-----------------------------------

なんか変だな。
これでは、中高年世代よりも若い世代の方が差別がきついと受け取られてしまうではないか。

61年の人生で少なくとも40年以上は「自分が性的にマジョリティではない」と思いながら生きてきた私の実感と真逆の結果になっている。

講義でよく話すことだけど、私が2000年に中央大学の非常勤講師になったとき、最初の講義の日に週刊誌が3誌取材に来た。写真週刊誌の『FLASH』なんて見開き頁扱いだった。それだけ社会的に「あり得ない!」衝撃的なことだった。

それが今は学内新聞も取材に来ない。トランスジェンダーの大学教員なんて「当たり前」に近いことになっている。

16年の間に、日本社会のトランスジェンダーに対する意識が受容的な方向に大きく変わったということ。

もしかすると、日本社会が受容的な方向になってきたのはトランスジェンダーだけの話で、ゲイやレズビアンはそうではないのかもしれない。
そうだとすると、それはそれで興味深い問題になる。

【追記】
Twitterで差別に対する感受性が世代間で違うのではないか?という意見をいくつかいただいた。
たしかにそうかもしれない。
私たちの世代はちょっとぐらい差別的な発言までいちいち気にしていたら、生きていけなかったから。
その点、若い世代は感性がナイーブ(敏感)だと思う。
--------------------------------------------
性的少数者、生きづらさ鮮明 72%「差別発言聞いた」

若い世代ほど差別的な発言にさらされていて、親へのカミングアウト率には地域差がある――。日高庸晴・宝塚大教授(社会疫学)の調査で、性的少数者の生きづらさの実態が浮かんだ。回答者は約1万5千人。日高氏によると、性的少数者全般を対象にした調査としては国内最大規模だという。

調査は昨年7~10月、ライフネット生命保険の委託で実施された。性的少数者向けのインターネットサイトにバナー広告を掲載するなどして、47都道府県の10~94歳から回答を得た。

「職場や学校で性的少数者について差別的発言を聞いたことがある」という人は72%に達した。10代が77%▽20代が75%▽30代が70%▽40代が69%▽50代以上が64%で、若い世代ほど差別的発言にさらされていた。

親にカミングアウトしている人は22%にとどまる。カミングアウトは、しなければならないものではない。ただ、日高氏の過去の調査と比較可能な同性愛と両性愛の男性に絞って、親にカミングアウトしている10代の割合の推移をみると、1999年が9%→2005年が11%→14年が19%。この20年近くで2倍以上になった。

地域差もある。カミングアウト率が最も高いのは関東(山梨県含む)で24%、最も低いのは九州沖縄と北信越で17%。都市部は高い傾向だが、東京都25%、愛知県24%、大阪府23%に対し、福岡県は16%だった。

小中高校でいじめられた人は58%。出生時の性別と異なる生き方をする「トランスジェンダー」でも、女性として生きる人の経験率が高いなど、「男らしくない」とみなされた人がいじめられやすい傾向があるという。

日高氏は「若い世代ほど差別的発言に触れているのは、情報量の増加に伴い偏見やからかいも増えているからではないか。都市部や大企業では取り組みが始まったが、地方や中小企業などにも理解の裾野を広げていく必要がある」と話す。(二階堂友紀)

『朝日新聞』2017年3月3日04時09分
http://digital.asahi.com/articles/ASK2W2JZDK2WUTFK001.html?rm=331
nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 4

ルクス

言った本人達は忘れているだろうと思うが、KSが15で発症したときに教師や生徒から「生きてて恥ずかしいと思わないのか?」「恥さらし」「カタ◎」「バケモノ」「触らせてくれ」「胸舐めさせてくれ」とかね。^^

ネット上だと「マン◎もあるんですか?」「中出しで来て羨ましい」「両性具有」「1人でHできていいね」「性別好きな様に変えられるんでしょ」「役立たず」「子孫残せないんじゃ生物として意味ないじゃん」などなど^^

他にFTMさんからFTMと間違えられてガン飛ばされる。(まあ、一部のKSだけかも)トランス嫌いのゲイからトランスと思われて相方と2人で意地悪されたりとかってのもあったな〜^^

カムしたら性同一性障害と間違えられることが多いし、そんなSFやマンガみたいなこと本気で信じてるんですかとか、頭大丈夫ですか? ふざけないでくださいとか…他に存在したらいけないみたいなモノが伝わって来るとか…男か女かはっきりしろって怒られたりとか(怒られても困るんですけど^^)

言いたい放題^^

言葉だけでなく、兎に角いろんな面で生き難いですね〜^^
by ルクス (2017-03-03 20:28) 

三橋順子

ルクスさん、コメントありがとうございます。

Twitterで「中高年世代は差別に対して鈍感」と言われて、かなりカリカリ来ています。
by 三橋順子 (2017-03-03 22:54) 

まん

①日本のゲイ差別は「いないことにする」というタイプですから、昨今のように話題になることで差別意識が表面化するということも大いに考えられます。

②例えば最近話題の「子供の貧困」という問題を考えますと、団塊の世代の幼少の頃なんかは「うちは貧乏なんだから大学なんていらないんだ」で済んだことも、現代では深刻な社会問題として受け止められます。これと同様に、セクシュアリティの問題を差別問題として考える感受性が広がってきたのかも知れません。

③昔の方が差別が酷かったけど、今は良くなってきたと本当に言えるのか、ゲイの活動家はそう思いたいのでしょうが、そんな単純な進歩思想で捉えられるのか再考の余地はあるでしょう。
by まん (2017-03-04 00:55) 

三橋順子

まんさん、いらっしゃいま~せ。

なるほど・・・①と②は現象的に同意できる部分はあります。
③については、ゲイの活動家が、どう思っているのか、よくわかりません。

ただ、どうもこの20年ほどの期間で考えると、社会の受容度が(十分とはいかないまでも)それなりに高くなったトランスジェンダーと、必ずしもそうでない同性愛者の間にかなり差がありそうです。

by 三橋順子 (2017-03-10 12:41) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0