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とりあえず、一歩ずつ [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月11日(土)

昨夜、思ったこと。
社会の中でのトランスジェンダーの在り様について「理想」を唱えることは大事なことだし、かっこいいと思う。

たとえば、性別変更にほとんど何の要件も課さない「アルゼンチン方式」を「理想」と主張する人がいる。
それは、まあ、結構だ。

ただ「理想」というものは、ある意味、非現実的なもので、それをそのまま実現するのはほとんど困難だ。
「アルゼンチン方式」が、近未来的に日本社会で可能かといえば、それはかなり難しいと思う。
そもそも、「アルゼンチン方式」が日本の社会・文化に適合的かということは、よく考えないといけない。

「旗を立てる」ことは大事だが、現実感のない「理想」をいくら主張しても、現実にはほとんど何の影響も与えない。

現実的には、「理想」にどれだけ、どうやって少しでも近づいていくかが大事になる。
その道は妥協の連続かもしれないが、そうしなければ近づくことはできない。

とりあえず、一歩ずつだ。
現実には、その一歩さえ容易ではないのだから。


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コメント 4

maRIna

三橋先生のご指摘、賛同します。
昨今のいわゆる「LGBT」や「T」に関わって発言や活動していらっしゃる方々の動向が、現実離れしている気がしてなりません。
現実にすり寄れなんて微塵も思っていませんが、理想を声高に唱えても、多くの当事者には届かないんです。
by maRIna (2017-03-13 09:22) 

maRIna

「アルゼンチン方式」っていうのを、よく聞くんですけど、アルゼンチンの現状を具体的に聞かせてもらったことがないのですよね。


by maRIna (2017-03-13 09:24) 

三橋順子

maRInaさん、いらっしゃいま~せ。

高らかに「理想」を主張するのは、かっこいいのです。
でも、当事者のおかれている状況の改善にはほとんど関係ありませんありません。
「理想」を唱える運動を否定するわけではありませんが、私は現実を見続けていこうとおもっています。
by 三橋順子 (2017-03-13 11:16) 

三橋順子

maRIna さん

アルゼンチンでは、年間2桁のペースで、トランスジェンダーがトランスジェンダーであることだけで殺されています。
そんな社会がトランスジェンダーに取って理想の社会であるはずもありません。
そんな社会から生まれた法律(ほとんど制約なく性別移行が自由にできる)がはたして理想なのか?もっとよく考える必要があると思います。
by 三橋順子 (2017-03-13 11:19) 

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