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女性画家・大沼かねよ [日常]

7月5日(水)

昨日(7月4日)の『朝日新聞』夕刊「美の履歴書」に大沼かねよ(1905-1939)の「シューズ・クリーニング・ショップ」(1933年)が紹介されていて感動。
大沼かねよ「シューズ・クリーニング・ショップ」(1933年) - コピー.jpg
こんなすごい女性画家がいたなんて、不明ながら知らなかった。
34歳での早世が惜しまれる。

「シューズ・クリーニング・ショップ」は、モダン東京全盛期の銀座の靴磨き屋に集まる人々を力強い筆遣いで描いた大作(181.6×226.5cm)。
出身地の小学校の体育館の壁に架けられていて、ボールが当たった亀裂がある。

つまり、これだけの力量の画家であるにもかかわらず、洋画界(画壇)・近代絵画史で評価されていなかったということ。
Wikipediaに項目が立っていない。
女性芸術家は正当に評価されない事例だろう。

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大沼 かねよ(おおぬま かねよ 明治38-昭和14、1905-1939)
昭和戦前期の洋画家 。
宮城県栗駒町に下駄屋の娘として生まれる。幼い頃から聡明で、宮城県女子師範学校を経て、東京女子高等師範学校図画専修科に進学。
卒業後、岩手県や東京・浅草で教職に就いた。
昭和5年(1930)から帝展に大作「家族」「野良」「遊楽」、槐樹展に「三人」などを出品して目を集めたが、肺炎で早世。34歳。
優れた構成力と筆遣いの持ち主で、労働者やモダンな都市風俗を主題とした大作を多く描いた。

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コメント 2

岡村ゆかり

三橋さん、はじめまして。いつも読んでます。
ご存知かもしれませんが、いま「シューズ・クリーニング・ショップ」をはじめ大沼かねよの作品「休み」「雪を踏む」が、宮城県美術館の企画展「コレクション再発見:東北の作家たち」に展示されています(7月17日まで)。かねよの夫・金子吉彌の作品「失業者」も見ることができました。
ワタシは昨年、東京芸術大学美術館の展覧会「いま、被災地から」に展示されていた「野良」を見て、大沼かねよに関心をもちました〜。
by 岡村ゆかり (2017-07-06 10:22) 

三橋順子

岡村ゆかり さん、いらっしゃいま~せ。
情報ありがとうございます。
今回は多忙で行けませんでしたが、宮城県美術館に寄託されているとのことなので、次のチャンスに期待します。
by 三橋順子 (2017-07-19 22:50) 

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