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性別適合手術への健康保険、2018年改定での適用を断念 [現代の性(性別越境・性別移行)]

9月20日(水)

山本蘭さん(前gid.jp代表)が、性同一性障害の治療としての性別適合手術への健康保険適用について、平成30(2018)年改定での適用を事実上断念すると表明。

同時に、従来の戦術(厚労省に要望を繰り返したり、政治家に陳情したり、署名を集めたり)の誤りを認める。
戦術を練り直して「その次の改定」(2020年)での適用を期すとのこと。
https://twitter.com/RanYamamoto/status/910526650999173120

しかし、その時には、WHOのICD-11が施行されているので国際的な疾病リストから「性同一性障害」は消えている。
根拠を失った疾患名に対して保険適用をするとは思えないので、性同一性障害の治療としての性別適合手術に対する健康保険適用は、事実上、なくなったことになる。

山蘭さんが命がけで尽力したのはよく承知しているので批判はしない。

ただし、手術の効力(予後の評価)のデータが不十分(手術数の割に予後の評価がほとんどなされてなく、データが少なすぎる)では、健康保険適用は無理(困難)という私の見通しの方が当たっていた。

性別適合手術がほんとうに効果的なのか、具体的にQOL(生活の質)の改善につながっているのかは、印象評価ではなく、ちゃんとした追跡調査による学術的な評価を積み重ねないと駄目。

それを今まで怠ってほとんどやってこなかった(学会の報告でほとんど聞いたことがない)。

追跡調査が難しいというのであれば、顔の美容形成手術と同じ扱い(健康保険不適用)になっても仕方ないだろう。

効果があると学術的に証明できない手術に保険適用をするほど、日本の健康保険制度はルーズではない。

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