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千之ナイフさんの『トランス・セクシャル・ショー』(11月20日発売) [現代の性(性別越境・性別移行)]

10月30日(金)
千之ナイフ『トランス・セクシャル・ショー』.jpg
千之ナイフさんの『トランス・セクシャル・ショー』(久保書店)が11月20日に刊行されます。

私も大ファンだった1980年代の性転換漫画の傑作「逢魔がホラーショー」のリニューアル版です。

解説文、書かせていただきました。
よく見たら、帯に名前が載っている!

永青文庫「春画展」 [性社会史研究(一般)]

10月30日(金)

今日は、関東学院大学の講義が学園祭で休みだったので、「永青文庫」(目白台)の「春画展」へ。

渋谷から東京メトロ副都心線に乗って雑司ヶ谷駅で下車。
目白通りに出て東に歩いていたら、ちょうど高田のバス停に差し掛かったところで、誰も乗っていない椿山荘行きのバスが来て、「乗れ」と言わんばかりにドアが開いたので乗る。
2つ目の目白台1丁目の停留所で下車。
目白通りから永青文庫に向かう路地に入ると、厚い図録が入った袋を下げたおじさん、おじいさんに何人もすれ違う。
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いちばん空きそうな昼と夜の境目(16時過ぎ)に行ったのだが、それでもかなりの混雑。
サイズの大きい肉筆画中心の第1展示室はまだ人が動くが、小判や冊子が多い第2展示室が渋滞

どこも引き受けない「春画展」を引き受けてくれた「永青文庫」(細川護熙理事長)の英断には深甚の感謝をささげるが、やはりこの内容で、ここの展示設備では無理だと思う。
逆に、これだけの展覧会に誰も手を挙げなかった公立博物館美術館のへたれぶり、見識の無さにあらためて怒りがわく。

観客は、ほぼ男女半々だろうか。
男性は高齢者が多く、女性はそれに比べて若い人(30代)が目立つ。
「もしもし、そんなに見つめたら絵に穴が開きますよ」と注意したくなるほど、真剣に見つめている高齢男性がいて、やはり一般の美術展とは雰囲気(熱気)が違う。

内容的には、やはり「一点もの」の肉筆春画が見ごたえがある。
同時に、肉筆春画の優品が数多く海外に流出していることを再確認。

図録は、まるで箱のような分厚さ(暑5㎝)。しかも、帰路の電車の中で見られないようラップで密封。
帰宅して開けてみると、価格が高い(4000円)だけのことはある充実した内容。

私の専門分野(男色)に直接関わるところでは、菱川派の肉筆「若衆図巻」(17世紀)が注目。
菱川派「衆道図巻」1(2).jpg
菱川派「衆道図巻」2(2).jpg
菱川派「衆道図巻」3(2).jpg

後期出品だが、西川祐信肉筆の「春宵秘戯図巻」(享保年間 1716~36年)の中に、私が知らなかった「三人絡み」(男、女、若衆)の図があった。
西川佑信「春宵秘戯図巻」(2).jpg

私がときどき引用する奥村政信「閨の雛形」(1740)の「三人絡み」より早い。
奥村政信「閨の雛形」(2).jpg

なぜ、「三人絡み」が重要かと言うと、現代の同性愛と異性愛が完全分離されている状況とは異なり、江戸時代(というか前近代の日本)においては男色と女色が分離されていないことを端的に示すものだから。

ちなみに、いちばん早い「三人絡み」は、今回出品されている菱川師宣「若衆遊伽羅之枕」(1675年)と思われる。
菱川師宣「若衆遊伽羅之枕」(1675年)2(2).jpg

また、醍醐寺秘蔵「稚児之草紙」(1321年)の良い写本(大英博物館所蔵)も後期に出るようなので、また行かないといけない。
稚児之草紙(模本・大英博物館)(2).jpg

それと、鳥橋斎栄里「婦美の清書」(1801)の、張形を使った女性同士の性愛図も興味深い。
鳥橋斎栄里「婦美の清書」(1801)(2).jpg

かなりじっくり見て、1時間。
それしか展示スペースがないのだ。
見終えた時には、もう暗くなっていた。
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帰路は、目白台から神田川の低地へ一気に下る「胸突坂」の石段を降りる。
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駒塚橋で神田川を渡り、勝手知ったる早稲田大学前から高田馬場駅のバスに乗る。

10月30日(金)久しぶりの鍼治療 [日常(通院)]

10月30日(金)  晴れ  東京  21.6度   湿度46%(15時)

10時半、起床。
朝食は、アップルパイとコーヒー。
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シャワーを浴びて、髪にあんこを入れて頭頂部で結び、シュシュを巻く。
化粧と身支度。
黒と白のジラフ柄のロング・チュニック(長袖)、黒のブーツカットパンツ、黒網のストッキング、黒のショートブーツ、焦茶のトートバッグ。

12時50分、家を出る。
東急東横線で渋谷に出て、東京メトロ半蔵門線で表参道駅へ。
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表参道駅のフードコート(地下1階)「MARCHE DE METRO」のベトナム料理「CYCLO」で昼食。
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↑ シーフードのフォー(920円)。
味はよろしいが、具のシーフード、もう少し欲しい。

14時、北青山の「Pollux整骨院」で久しぶりに鍼治療。
粉瘤が化膿して切開した影響で、10月3日以来。
まずS先生にそのことを説明。
まず、骨盤の歪みを修正。
その後、いつものように鍼と灸。
左の膝裏に打った鍼が強烈に効いて、筋肉が大きく動く。
坐骨神経痛のツボ。
その後、オイルマッサージ。最後にストレッチ。
左腰のサイド、右のお尻など、あちこちこわばっている。
身体に痛い所があると、できるだけ動かさないようにするので、筋肉がこわばってしまう。

お蔭でだいぶ楽になった。
化粧を丁寧に直し、頼まれたアンケートを記入。

15時20分、辞去。
半蔵門線で渋谷駅に戻り、副都心線に乗り換える。
(続く)


10月29日(木)仕方がないことなんだけど、申し訳ない [お仕事(講義・講演)]

10月29日(木)  晴れ  東京  19.1度   湿度57%(15時)

10時、起床。

2日連続2コマ講義の疲労が取れず、一日休養。

今週、講演、ゲスト講義の依頼を立て続けに2つお断りしてしまった。
私は、講演・講義依頼は、基本的に断らない人なので、2つ続くと、ちょっと自己嫌悪。

講演の方は、私が日本にいない。
ゲスト講義の方は、先方から提示されたコマが、2つとも自分の講義と重なっている。

どうしようもないことなのだけど、せっかくお声をかけてくださったのに、何とも申し訳ない。

古橋悌二という現代芸術家をご存知ですか? [性社会史研究(性別越境・同性愛)]

10月29日(木)

古橋悌二という現代芸術家をご存知だろうか。
1960年(昭和35)年、京都市に生まれ、父親の実家の藝者置屋で女性に囲まれて育った。
1981年、京都市立芸術大学に入学、さらに同大学院構想設計科修士課程に進む(1988年中退)。1984年、ダムタイプ(Dumb Type)を結成し、中心メンバーとして活動。
1992年、HIV陽性を公表。
1994年、ジェンダー、セクシュアリティ、国籍、人種をテーマとしたメディアパフォーマンス作品「S/N」を発表。
1995年10月29日、AIDSに起因する敗血症で逝去。
35歳の若さだった。

現代芸術にまったく疎い私は、生前にはその名を知らず、その存在を認識したのは、彼の死後10年以上が経ってからだった。
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↑ 映画DIAMOND HOUR』(1994)でグローリアス嬢に扮する古橋悌二氏 。
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↑ 逝去1年前の古橋氏の文章(『BRUTUS』1994年11月15日号より)。
現代のゲイ、レズビアンの人に読んでもらいたい。

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↑ ドラァグ・クイーン「ミス・グロリアス」としてのポートレート

古橋氏は、私とほぼ同世代、正確に言えば5歳年下である。
それにも関わらず、今日は逝去から20年目の命日に当たる。
彼が少なくとも私と同じだけ生きたら、何を成し遂げただろうか?
あの時代(1980年代後半~90年代)、どれだけ多くの有為な才能がAIDSという病によって失われたかを改めて思う。

【感謝】今日が20年目の命日であるという情報と画像は、「娼家の手帖」さんのTwitterからいただきました。

【追記(10月30日)】古橋氏の逝去の場所として、Wikipediaには「公演先のブラジルサンパウロ」となっているが、ブブ・ド・ラ・マドレーヌ氏のよると「dumb typeがサンパウロで古橋の居ないバージョンで公演している間に、京都の病院で亡くなった」とのこと。

宮崎市、乗用車歩道暴走死傷事件 [事件・事故]

10月29日(木)

昨日午後、宮崎市のJR宮崎駅前で起こった暴走事件、歩道を700mも走行し、何か所かあった車止めはしっかり回避して、でも歩行者は回避せずに何人も跳ね飛ばして走り続け、2人を死亡させ4人に重軽傷を負わせる・・・、てっきり故意だと思った(今でも半分くらい「故意」を疑っている)。。

凶悪な暴走事件であり、殺人罪で極刑に処してもいい犯行だと思った。

でも、報道のように認知症&てんかん症だと、過失致死罪の適用も無理かも。

歩道を普通に歩いていた人には、なんの落ち度もない。
結局、殺され損の社会、なんとかならないものなのか・・・。

やはり、高齢者は運転免許再試験制度にするしかないと思う。

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73歳運転手、数年前から認知症の症状も 自宅を家宅捜索

宮崎市中心部で軽乗用車が歩道上を約700メートル暴走し、歩行者ら男女7人が死傷した事故で、宮崎県警は29日、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで、車を運転していた鹿児島県日置市、職業不詳、川内実次さん(73)の自宅を家宅捜索した。

歩道に目立ったブレーキ痕がなく、宮崎県警は、現場周辺の防犯カメラの画像を解析したり、目撃者から証言を集めたりして、走行状態の詳細を調べている。

数年前から認知症の症状が出ていたり、過去にてんかんで倒れていたりしたことも判明。てんかんは薬で発作を抑えることができ、適切な治療を受けていれば運転に支障はない。県警は認知症やてんかんの治療状況を調べる。

宮崎に来た経緯などについても家族らから話を聞く方針。知人によると、過去に家族と宮崎県内に住んでいた。

29日午前10時半すぎ、捜査員5人が日置市の集合住宅3階にある川内さん宅に次々と入り、1時間以上かけて捜索した。

事故は28日午後、車が市中心部デパート前交差点付近からJR宮崎駅前につながる通りの歩道に進入し、暴走。6人が相次いではねられ、いずれも宮崎市の無職藤本みどりさん(66)と、会社員、高木喜久枝さん(50)の2人が死亡、17~68歳の男女4人と川内さんが重軽傷を負った。車は駅西側の交差点で横転し、停止した。

『産経WEST』2015.10.29 13:01更新
http://www.sankei.com/west/news/151029/wst1510290054-n1.html

「銘仙 冒険するデザイン」(『朝日新聞』2015年10月28日夕刊) [着物]

10月28日(水)

銘仙について、こうした記事が大手新聞の「文化欄」に載るようになったこと、古くからの銘仙ファンとしては、ありがたくも、うれしい。

朝日新聞(20151028夕刊).jpg
↑ 『朝日新聞』2015年10月28日夕刊




渋谷区「同性パートナーシップ証明書」のニーズ、および過剰な報道の問題性 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

10月29日(木)

昨日、渋谷区の「同性パートナーシップ証明書」の申請が始まった。
一日、ゲスト講義で外出していて、リアルタイムのフォローができなかったが、考えたことをまとめておく。

(1)渋谷区「同性パートナーシップ証明書」のニーズ
初日、申請したのは「第1号」カップル1組だけだったようだ。
まあ、マスメディアが待ち構えている前に、わざわざ出ていくカップルはそう多くないだろう。
関心は、今後、どの程度のカップルが申請するか?だ
この点については、この話が表面化してすぐの時点で、簡単な試算をしたことがある。
2015年2月12日「同性愛者にやさしい街、渋谷」(試算と妄想)
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2015-02-12-4
その時は多めの試算をして、500人250組としたが、今回は少な目に考えてみたい。
渋谷区の人口は21万7000人、未成年を引いて約20万人。
同性愛者の率を3%として6000人。
その内、区が求める「互いを後見人とする公正証書を作成する」ような、結婚に準じるレベルの安定したパートナーがいる人がどれほどいるか?を考える。
ゲイ業界の事情通の方に質問してみたら、「10%以下、5%いればいい方」とのこと。
5%とすると300人という試算になる。
しかも、カップルの両方が渋谷区民でなくてはならない。
これはけっこう大きな制約だと思う。
パートナーの片一方が世田谷区民では駄目なのだから。
ここで少な目に見ても3分の2が脱落だろう。
つまり、残るのは100人(50カップル)ということになる。
さらに、そうした安定的な同性カップルの中には、すでに養子縁組をしている人たちがかなりいると思う。
渋谷区の制度は、養子縁組している人を明文的に排除しているので、条件に合う人はさらに減る。
その中で、わざわざ法的効力のない「神社の御札」(信じる人にはありがたいが、効力の保証はまったくない)レベルの証明書を取得しようとする酔狂なカップルがどれだけいるか? 

私は、短期的(年内)に考えたら1桁だと思う。
今後1年間のスパンで考えて、20組くらいかなと思う。
「証明書」を得るためにわざわざ渋谷区に移住してくる同性カップルも、当初、言われたよりもずっと少ないと思う。
つまり、大騒ぎした割には、実際の適用者は少ない制度ということだ。

これは、この話が、多くの当事者(同性愛カップル)のニーズ、あるいは同性愛者の人権擁護という観点からでてきたものではなく、渋谷区を「同性愛者にやさしい街、渋谷」としてイメージアップするための広報手段として作られた制度であることを考えれば、当然のことなのかもしれない。

当事者にあまりニーズはなくても、 渋谷区長にとっては広報・宣伝的な十分なニーズがあったわけで、そういう意味では、思惑通り、メディア受けの良い女性カップルが1組申請したのだから、広報戦略と報道媒体作り、つまり「営業」的には大成功だったと思う。

渋谷区のため、マスメディアのため、そして少数の当事者のための制度だったことが、より鮮明になったと思う。

(2)過剰な報道がもたらす問題

申請段階でこの報道状況だから、交付日の11月5日は、おそらく12時のNHKニュースのトップで大きく取り上げられると思う(大事件・大事故がなければだが)。
にこやかにほほ笑む「第1号」カップルを中心に、友人たち(今回の制度成立の「功労者」たち)が虹色の横断幕を持って祝福している映像が私の脳裏に浮かぶ。
そして、その映像は、今後何年もの間、繰り返しメディアに流され続ける。

こうした形で、今まで、不可視的だった同性愛カップルが、可視化されるようになる意義は大きい。
私も、今まで、日本における同性愛者(とりわけレズビアン)のアイデンティファイの困難の原因は、ロールモデルの不在である、と言ってきたので、今回の「第1号」カップルが、新たなロールモデルになるのは、たいへん結構なことだと思う。

まあ、レズビアン・カップルは、若くて美しく、華やかなウェディングドレスを着て、ディズニーシーでミッキーに祝福されて結婚式をするものだ、というようなロールの固定化は困るが。

そういう意味で、もっとゲイ・カップル、あるいは高齢のレズビアン・カップルの報道が欲しい。
ロールモデルの多様化が必要だと思う。

その一方で、私は17年前のできごとを思い浮かべる、
それは、1998年、埼玉医大『日本初』の性転換手術」騒動の時のことだ。
あの時、マスメディアが求めたのは、「第1号にふさわしい人」、つまり、世の中のイメージに合致する「らしい人」だった。
実際、「手術第1号」の人は、まさに「らしい人」だった。
その時と、今回と、構造的にまったく同じようなことが進行しているように思う。

そして「『日本初』の性転換手術」の大報道の結果、なにが起こったか?
それ以前に、困難な社会状況の中で自分らしく生きるために「性転換手術」をした多くの人たちが「闇手術」ということにされてしまい、「いなかった」ことにされて存在が消されてしまった。

今回も同じようなことが起こるのではないだろうか?
渋谷区に公認されたカップルの出現は、渋谷区に公認されていないカップルが出現するということだ。
日本初の公認同性カップルを祭り上げる報道の影で、行政機関ではなく「伴侶に誓う形で(同性)結婚した人」たちが「闇カップル」視される危険が出てきたと思う。
おそらく、今後、同性パートナーシップ制度が広がっていく陰で、実態的には同性カップルでありながら、やむを得ず養子縁組をしたような人たちは、異端視されていくのではないだろうか。
17年前に起こったこと(光が当たることで影が強まるようなこと)は繰り返してほしくないと思うが、同時に「歴史は繰り返す」という言葉を思い浮かべてしまう。

10月28日(水)早稲田大学でゲスト講義 [お仕事(講義・講演)]

10月28日(水)  晴れのち曇り  東京  26.1度  湿度48%(15時)
9時、起床。
朝食は、京都「しずや」のビーフカツサンド(1切半)とコーヒー。
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シャワーを浴びて、髪にあんこを入れて頭頂部で結んでシュシュを巻く。
化粧と身支度。
黒と白のジラフ柄のロング・チュニック(長袖)、黒のブーツカットパンツ、黒網のストッキング、黒のショートブーツ、焦茶のトートバッグ。
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11時10分、家を出る。

10月末にしては、かなり暖かい。
最高気温は26.1度で、平年より6.5度も高く、9月中旬の陽気。
空も真っ青で、こういう写真を撮ると、まるで夏のようだ。
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東急目黒線(目黒駅乗換)JR山手線で高田馬場駅へ

12時25分、早稲田大学に到着。
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↑ 16号館(教育学部)
今日は、早稲田大学教育学部の和気一成先生(アメリカ文学)のお招きで2コマのゲスト講義。
13時~14時半 文学批評理論Ⅱ
「『性』を考える ―トランスジェンダーと同性愛を中心に-」+「『クィア理論』についての私見」
おまけの部分で、日本のLGBT概念と運動の歪みを批判。

14時45分~16時15分 英米文学語学演習(ゼミ)
「私の軌跡-新宿歌舞伎町の女装ホステスからトランスジェンダー研究者へ-」
2コマ目は漫談のつもりだったが、なぜか真面目な質問がたくさん出て、なんと55分も延長。

結局、13時~17時10分まで4時間以上の講義。
さすがに疲れたけど、普段、大教室で130~300人の学生に講義している私としては20人ほどのゼミ形式の授業はとても楽しかった。
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↑ 和気ゼミの学生さんと

18時、和気先生と引き合わせてくださった木村晶子先生(英文学)と3人で高田馬場のフレンチレストラン「L'AMITIE」でお食事。
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↑ さんまのマリネ
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↑ 牛ほほ肉のワインソース煮込み(美味)
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↑ フランボワーズのシャーベット

小さなお店だけど、ちゃんとしたフレンチで、おいしかった。
和気先生、ご馳走さまでした。

渋谷区「同性パートナーシップ証明書」の申請始まる [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

10月29日(水)

朝、Twitterをチェックすると「渋谷区役所前に多数の報道陣」という書き込み。
ゲスト講義に行くために化粧をしていたら、10時過ぎのNTVニュースが、渋谷区の「同性パートナーシップ証明書」申請を報道。
「第1号」は、やはり例の有名女性カップルだった。
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↑『朝日新聞』2015年10月28日夕刊

区役所前で待ち構えるマスメディアのカメラの前に最初に現れたのが(世間一般的に冴えない容姿の)初老のゲイ・カップルだったら、どうするのだろう? やっぱりシカトして(世間一般的に美形の)レズビアン・カップルが現れるまでまつのだろうか?
と意地悪なことを妄想していたが、ハプニングは起こらなかった。

考えてみれば、マスメディアにとっては、「絵になる第1号」がなんとしても必要なわけで、下っ端ADを前夜から並ばせてでも、彼女たちに「第1号」になって欲しかったと思う。
実際、そうしたかどうかはともかく、予想通りの結果。
すべてが「広告」「報道」ベースで進んでいて、なんだかなぁ、と思う。

「第1号」のカップルには、個人的にはなんの怨みもない。
もし、お会いする機会があったら、「長年の本意がかなって、よかったですね。おめでとうございます」と皮肉ではなく、言うと思う。

その一歩で、もしも「第1号」が、長年ご苦労されてきた老ゲイ(あるいは、老レズビアン)のカップルがだったら、本気で拍手しただろう。