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GID学会・理事会がWHO声明の支持を決定 [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月19日(日)

19日、札幌医科大学で開催されたGID学会・理事会が、法的な性別の変更に手術を要件とするすることは、身体の完全性・自己決定の自由・人間の尊厳の尊重に反する人権侵害とするWHOなど国連諸機関の共同声明(2014年5月30日)を支持することを満場一致で決定。

WHOなどの共同声明から3年近くが経ってようやく、関係学会の理事会が「支持」を決定したことは、トランスジェンダーの人権尊重に向けた大きな一歩。

法的な性別の移行に際して、本人が必ずしも望まない身体に大きな影響があり、高額の費用がかかるSRSを必須条件化することは、トランスジェンダーの人権への侵害であるという考え方は、2014年5月のWHOほか国連機関の共同声明以来、人権を重視する諸国の世共通認識になりつつある。
しかし、日本のGID学会は、共同声明が出された後の2回の大会(2015、2016年)で、この重要な声明に対して、なんの意見表明もせず、実質的に無視してきた。

今回、2017年の大会を前にして、東優子理事をはじめとする複数の理事から、GID学会・理事会としてWHOなどの共同声明への支持を表明すべき、との提案がなされ、理事長が理事会の議題として取り上げ、出席した理事の満場一致で、WHOなどの共同声明を支持することが決定した。

今まで、医療重視・人権軽視の傾向があった学会の理事会でこうした決定がなされた意味は大きい。
日本にもようやく、身体決定の自己決定への自由という)トランスジェンダーの人権擁護への流れが及んできたということだと思う。


3月19日(日)第19回GID学会研究大会・札幌(2日目) [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月19日(日)  晴れ  札幌  5.9度  湿度59%(15時)

6時半、起床(ラ・ジェンド・ステイ札幌大通)。
ベッドに入ったのが3時近かったので、実質睡眠時間は3時間半。
さすがに身体がきつい。
でも、GID学会は今日が私の出番なので、朝食は、しっかり食べる。
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9時前、ホテルを出る。
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札幌は今日も良い天気。
札幌にしては温かい。
ただ、昨日より風が強い。
タクシーで会場(札幌医科大学)に向かう。
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理事会の様子が気になるので、ドアの外で待機。
法的な性別の変更に手術を要件とするすることは、身体の完全性・自己決定の自由・人間の尊厳の尊重に反する人権侵害とするWHOなど国連諸機関の共同声明(2014年5月30日)を支持する提案が理事会で採択されたとのこと、よかった(詳細は下記)。
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2017-03-19-3

9時30分、第19回GID学会・研究大会の2日目、開始。

【シンポジウム 3】GID の用語を巡る諸問題(9:30 ~10:50)
S3-1. 「Gender incongruence」の日本語訳についての考え方
 池田官司(北海道文教大学人間科学部作業療法学科)
S3-2. 性同一性障害とは何だったのか
 中根秀之(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科医療科学専攻
リハビリテーション科学講座 精神障害リハビリテーション学分野)
S3-3. DSM-5 の日本語訳への疑問およびICD-11 gender incongruenceの日本語訳案の検討
 針間克己(はりまメンタルクリニック)
S3-4. SOGIEの多様性に関する専門用語と「正しい知識」問題
 東 優子(大阪府立大学地域保健学域)

【シンポジウム 4】教育現場における性別違和をもつ児童生徒の現状と対応(10:50 ~12:10)
S4-1. 二次性徴抑制療法および18 歳未満に対するホルモン療法の報告義務とリマインド
 佐藤俊樹(さとうクリニック)
S4-2. 性別違和をもつ児童生徒の通学する学校との連携
 佐々木掌子(立教女学院短期大学現代コミュニケーション学科)
S4-3. 学校教育と性別違和を持つ生徒への対応 −スクールカウンセラーの立場から
 手代木理子(札幌医科大学小児科、札幌市教育委員会スクールカウンセラー)
S4-4. トランスジェンダー生徒の学校経験
 土肥いつき(京都府立高校教員、大阪府立大学博士後期課程)

【GID 委員会からの報告 国内推定当事者数について(12:10 ~12:20)
「性同一性障害に関する委員会」による性別違和が主訴の症例数

【理事長講演】(12:20 ~12:40)
性同一性障害を取り巻く課題と今後の展望
 中塚幹也( 岡山大学大学院保健学研究科)

昼食は、道の向こう側の「THE END CAFE」というスープカレーがメインのお店へ。
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↑ 野菜スープカレー&ご飯(小)&ザンギ(鶏唐揚げ)2個+マンゴージュース(1380円)。
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野菜たっぷりで、おいしいのだが、重要な総会の時間が迫っていて、大急ぎで食べなければならなかったのが残念。

【総会】(13:30~13:50)

【シンポジウム 5】ジェンダーの多様性をめぐる神話(Fictionss and Realities of Gender Variation (15:00 ~16:30)
S5-1. GID の神話を歴史に引き戻す
三橋順子(明治大学文学部)
S5-2. どんな理解を促進するのか
遠藤まめた(やっぱり愛ダホ! idaho-net.)
S5-3. 性の多様性:LGBTのメインストリーム化で失われていくもの
東 優子(大阪府立大学地域保健学域)

16時40分、閉会
大急ぎで空港に急ぐ人もいたが、飛行機の時間まで飲みたい人も多数。

17時過ぎ、居酒屋「ほたる」へ。
ここも既視感がある。7年前に来たのかな?
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ここで30人ほどで延々と大宴会。
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21時を過ぎ、帰る人は帰り、札幌もう1泊組だけが残る。
22時、中締め。
お会計をみたら、13万余円!
22時45分、さすがの大宴会もずいぶん人が少なくなってきた。
まだ話していたい気持ちもあったが身体が限界に近づいている。
康先生に「三橋さん。もう帰った方がいいよ」と言われる。
よほど疲れが顔に出ていたのだろう。
ドクターのアドバイスに素直に従って辞去。

23時過ぎ、ホテルに帰還。
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なかなか、良いお部屋だったが、滞在時間が少なかった。

就寝、1時(ラ・ジェンド・ステイ札幌大通)。

夜の札幌 [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月18日(土)
(続き)
チャーターしたバスで繁華街へ移動。
車中、針間先生に来年の第20回記念大会の構想をうかがう。
「他ならぬ先生が会長の大会ですから、なんでもお手伝いいたします。たとえば、大振袖を着て受付嬢とか・・・」
「それはいいから」と即座に却下される(泣)。

【懇親会】(18:45~21:00)は「キリンビール園新館(アーバン店)」。
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学会の懇親会には珍しく、立食ではなく着席形式。
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↑ おおっ!
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↑ エプロンで完全防備の中塚理事長の乾杯の発声で飲み始め&焼き始め。
腹ごしらえができたところで、動き回って、あちこち挨拶と打ち合わせ。
おいしかった。お腹いっぱい。

21時過ぎ、散会。
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↑ 路上にたむろする人々。

地元・当事者団体主催の「全国交流会」へ。
会場はグランド居酒屋「富士」。
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7年前もここだったような気がする。
さらに、いろいろな方とおしゃべり。
23時20分、お開き。

学会、懇親会(ジンギスカン)、全国交流会、さすがに、そこで打ち止めと思ったら、なんと、さらにカラオケへ。
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針間克己先生、康純先生、東優子さん、土肥いつきさん、野宮亜紀さんなど8名。
私、明日は、シンポジウム報告なのに4曲も歌ってしまう。
「夢は夜ひらく」(園まり)
「桃色吐息」(高橋真理子)
「ラストダンスは私に」(越路吹雪)
「星の流れに」(菊池章子)。
1時半、やっとほんとうにお開き。

徒歩でホテルに戻ったのが、1時50分。
ドアが開かず締め出し状態。
電話して開けてもらう。
ああ、恥ずかしい。

就寝、2時50分(ラ・ジェンド・ステイ札幌大通)。