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MtF学生の女子大学入学問題 [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月22日(水)

MtF学生の女子大学入学問題、日本女子大が検討へ。
朝日新聞20170320-1.jpg朝日新聞20170320-2.jpg
私のこの問題についての所感は下記。
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2017-02-26
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「心は女性」女子大入学可能に? 日本女子大、検討へ

日本女子大学(東京都文京区)が、男性の体で生まれたが、女性として生きるトランスジェンダー=キーワード=の学生を受け入れるかどうかの検討を新年度から始める。体の性別を入学の前提にしてきた女子大だが、さまざまな性のあり方への認識が広がる中、生物学的に男性に生まれた人にも門戸を開く可能性が出てきた。

伝統校の日本女子大が議論を始めることで、他の女子大に影響を与える可能性もある。

検討のきっかけは2015年末、神奈川県に住む小学4年生の保護者からの問い合わせだった。この児童は戸籍上は男子だが、性同一性障害と診断され、女子として生活している。同大や付属校の入試の出願資格には、「女子」との規定があるが、同大付属中の受験を希望していた。

これを受け、同大は16年8月、付属の幼稚園、小・中・高校、大学の学部代表らで「LGBTに関する検討プロジェクトチーム」(座長・小山〈おやま〉聡子副学長)を設け、議論した。「多様な学生を受け入れるべきだ」という積極論の一方、「学生や生徒、保護者、教員の理解が浸透しているとはいえない」などの慎重論もあり、同年10月末、現段階では受け入れは難しいと結論づけた。

だが同時に、まず大学で受け入れをめぐる検討を先行させることも決めた。新年度に学内に会議を設け、すでにいる性的少数者の支援も含め、受け入れの可否を検討する。女子大の中には、戸籍の性別を女性に変更すれば入学できるところもあるが、20歳以上や性別適合手術などの要件があり、ハードルが高い。女子大が仮に受け入れを決める場合には、医師の診断など具体的な要件をどうするかが課題になる。

小山副学長は「『女子とは何か』の判断基準の検討は、女子大の価値や存在意義を考えることに重なる。まず、学生や保護者らの声を聞き、多角的に議論したい」と話している。(編集委員・氏岡真弓、杉山麻里子)

 ◆キーワード
<トランスジェンダー> 体と心の性が一致せず、自らの性に対し「違和」を持つ人。病院で「性同一性障害」の診断を受ける人もいる。レズビアン、ゲイ、バイセクシュアルとともに「LGBT」に含まれる。電通ダイバーシティ・ラボ(東京)が行った国内の成人約7万人を対象にした調査(15年)では、LGBTなど性的少数者に当たる人は全体の7.6%。トランスジェンダーは0.7%とされる。

『朝日新聞』2017年3月20日05時00分
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12850440.html?_requesturl=articles/DA3S12850440.html&rm=150

「性別違和が主訴の症例数と国内外性別適合手術例数の推定調査」 [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月22日(水)

第19回GID(性同一性障害)学会・研究大会(札幌医大)で、針間克己先生が報告された日本精神神経学会「性同一性障害に関する委員会」による「性別違和が主訴の症例数と国内外性別適合手術例数の推定調査」についての報道。

『日本経済新聞』2017年3月18日
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『朝日新聞』2017年3月21日
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『読売新聞』2017年3月21日
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以下、針間先生のブログを転記。
http://d.hatena.ne.jp/annojo/20170319
【調査方法】
26の医療機関に、平成27年12月末までに性別違和を主訴に受診した1)症例数(FTM,MTF別)、2)特例法診断書(第1署名)作成数(FTM,MTF別)、3)特例法診断書における性別適合手術の実施医療機関の国内外別(FTM,MTF別)のアンケート調査を行った。

【結果】
・24医療機関からは平成27年12月末までの回答が得られた。2医療機関からは前回と同様の平成24年12月末までの回答であった。
・受診者数:合計22435例。FTM14747例(65.7%)、MTF7688例(34.3%)。
・診断書数:合計4671例(性別不明813例)。FTM2929例(75.9%)、MTF929例(24.1%)。
・手術:国内1407例(51.5%)、国外1379例(48.5%)、
FTM国内1130例(52.9%)、FTM国外1002例(47.1%)、
MTF国内277例(42.4%)、MTF国外377例(57.6%)
・戸籍変更率 合計20.8%(4671/22435)、FTM23.3%(2929/12573)、MTF16.0%(929/5789)

【考察】最高裁の発表では、平成27年12月末までに6021名が戸籍変更。
よって、77.6%(4671/6021)を把握。

推測方法1.6021/0.208=28919例が日本全体での受診者。
推測方法2.戸籍変更FTM、MTF比より、推定戸籍変更者はFTM4570例、MTF1451例。

FTM推定受診者19617例(4570/0.233)、MTF推定受診者9042例(1451/0.16)。
よって合計の28659例が日本全体での受診者。

なおこれらの数値は延べ受診者数。一人の患者が複数の医療機関受診することもあり。複数医療機関受診者の割合は不明だが、2~3割いると仮定すれば実数は延べ人数の85~90%となり、約24000例から26000例となる。
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性同一性障害の国内受診者延べ2.2万人 学会公表

心と体の性が一致しない性同一性障害(GID)で国内の医療機関を受診した人が、2015年末までに延べ約2万2千人に上ったとの調査結果を日本精神神経学会の研究グループがまとめ、札幌市で18日に始まったGID学会総会で公表した。12年末時点の前回調査と比べ、3年で約5割に当たる7千人増加した。実際のGID当事者はさらに多いとの見方が強く、受け皿の整備が求められそうだ。

障害への社会の認知が広がり、当事者の意識も変化したことが増加理由とみられる。当事者は国内に数万人いるとされるが、受診者数で改めて裏付けられた。専門家は「児童、生徒や高齢者を中心に、まだ医療機関を受診できていない人もいる」とし、今後も受診者数が増えると指摘した。

研究グループの針間克己医師らが、GID当事者が受診しているとみられる各地の26医療機関にアンケートを実施。医師がGIDと診断した人数を集計したところ、15年末までに延べ2万2435人だった。14年にも同様の調査を行い、12年末までの受診者数を集計。その際は延べ1万5105人だった。

今回調査で、体が女性で心は男性の受診者が1万4747人だったのに対し、逆のケースは7688人だった。針間氏らは、26医療機関以外で診断を受けた人もいるとみて、国内の当事者数を約2万5千人と推計した。

GID学会理事長の中塚幹也・岡山大大学院教授(生殖医学)は「障害への理解を深め、いじめや差別などの二次被害をなくすためにも、当事者の数を示すことは重要だ」と指摘。行政や医療機関の態勢づくりで、議論を促したいと話した。

GIDの当事者数を巡っては、全国で4万6千人いるとの推計を北海道の大学教授らが13年にまとめている。〔共同〕

『日本経済新聞』2017年3月18日 11:42
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG18H2M_Y7A310C1CC0000/
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性同一性障害 受診2.2万人…認知広がり3年で7000人増

心と体の性が一致しない性同一性障害(GID)で医療機関を受診した人は、2015年末までで延べ2万2000人に上ることが、日本精神神経学会の調査で分かった。3年前の調査より約7000人増えた。

GID治療を行う国内の主要な26医療機関を対象に、診療記録に残る受診者数などをアンケート。15年末(一部は12年末)までに性別の違和感を訴えて医療機関を受診した人は、延べ2万2435人だった。受診者数は前回約1万5000人だったが、GIDが社会で広く知られるようになり、増えたとみられる。

受診者のうち、体は女性だが心は男性と訴える人が66%、体は男性だが心は女性という人は34%だった。性別適合手術を受け、性別変更に必要な診断書を取って戸籍上の性別を変更した人は約4700人で全体の2割。女性から男性に変更した人の方が、男性から女性に変更した人より3倍以上多かった。

調査結果には、同じ人が複数の医療機関を受診した例も含まれるが、「多くても全体の2、3割」(調査担当者)という。

厚生労働省によると、3年に1度、「患者調査」として性同一性障害の人の数を調査しているが、調査した年1年間の受診者数しか数えていないという。

GIDの治療は、ホルモン治療や手術などがあるが、精神療法のほかは健康保険の対象外で、本人負担は高額になる。GID学会の針間克己副会長は「手術の保険適用とともに、手術を受けていない人の医療をどうするかも考えなければならない」と訴える。

『読売新聞』2017年3月21日 
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20170321-OYTET50053/

小樽・北運河 [旅]

3月21日(火)
(続き)
旧・遊廓跡のフィールドワークを終えて、手宮の交差点に戻る。
朝、ホテルの送迎バスの車窓から見えた、ちょっと気になった場所に行ってみる。
約85mにわたって残るレンガ(イギリス積み)の擁壁。
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手宮線の終点手宮駅から高架桟橋に至る鉄道を支えた擁壁(国指定重要文化財)。
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明治45年(1912)から石炭の積み出しのために使われた。
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↑ 大正末~昭和初期の高架桟橋。

「手宮鉄道公園(旧・手宮駅)」は、今回は寄っている時間がなかったが、除雪車群を外から撮影。
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↑ ラッセル車、左がキ270(キ100形式)、右がキ1567(キ550形式)。
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↑ 広幅雪かき車(ジョルダン車)、キ718(キ700形式)。
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↑ 広幅雪かき車(ジョルダン車)、キ752(キ700形式)。

再び手宮の交差点に戻って左折、手宮線の線路(廃線)を越えて、北(海の方向)へ。
「鱗友朝市」に寄る。
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家猫さんへのお土産を買う。

付属の食事処「のんのん」で昼食。
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雲丹丼は「時価」とあってビビる(たぶん3500円くらい?)。
小樽丼(2000円)を注文。
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醤油漬けのいくらの上に帆立と雲丹。
いつもは帆立のひもが入るのだが入荷がなく、今日はイカで代用。

手宮仲通りへ。
大きな石造り倉庫が立ち並ぶ。
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↑ 旧・右近倉庫(1894年)。
妻壁には北前船主の右近権左衛門の船印「一膳箸」。
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↑ 旧・広海倉庫(1889年)
海運商・広海二三郎の倉庫。
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↑ 旧・増田倉庫(1903年)
この付近は、小樽港と鉄道の駅(手宮駅)の間で、倉庫としては最高の立地だった。

少し歩くと、旧・日本郵船株式会社・小樽支店が見えてくる。
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明治39年(1906)の建築で国指定重要文化財。
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北運河一帯は、この季節、観光客がほとんどいない。
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鴎の鳴き声が水面に響く。
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↑ たくさんいる。

ちょっと駆け足だったが、久しぶりに良い旅だった。
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色内川下のバス停まで歩き、小樽駅に戻る。
駅構内の喫茶店で休憩。
14時30分発の「エアポート150号」に乗車。
ちょっと贅沢をして指定席。
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15時42分、新千歳空港駅に到着。
搭乗手続きをした後、お土産を買う。
時間に余裕があったので、3階のレストラン街へ。
早い夕食のつもりで、ラーメン横丁へ。
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一番奥の「白樺」という店に入る。

味噌チャーシューメン(980円)。
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当然、太麺。
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ANA74便に搭乗。
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機種はB777-200。
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17時34分、離陸。
19時00分、羽田空港に着陸。
京急(川崎駅乗換)JR南武線のルート。
20時40分、帰宅。