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「L/G/B/T」についての講義案 [お仕事(講義・講演)]

5月31日(水)

明治大学文学部「ジェンダー論」、先週から今週にかけて第6講「L/G/B/Tとは何か ―性的マイノリティをめぐる諸問題―」を講義。

1 L/G/B/Tとは?
 (1)言葉の意味
 (2)言葉の歴史
 (3)言葉の問題性
 (4)「SOGI」(ソジ)もしくは「SOGIE」(ソジィ)
 (5)「13人に1人」は眉唾? ―数的把握の困難―
2 同性愛者(L/G)にとっての諸問題
 (1)同性パートナーシップとは?
 (2)同性婚とは?
 (3)同性愛者が「子どもを育てる」こと
 (4)貧富の差の拡大(階層分化)と老後問題 
3 バイセクシュアル(B)にとっての諸問題
 (1)Bの不在
 (2)B研究の遅れ
4 トランスジェンダー(T)にとっての諸問題
 (1)Tの意味
 (2)性別移行と生殖権
 (3)就労差別
 (4)Trans-manのダークビジネス問題
5 「Xジェンダー」について

今期からの新テーマなので、どういう構成にするか悩んだが、L&G、B、T、そしてXをできるだけ同じ比重で扱い、かつベーシックな知識をしっかり伝えることを意識した。
その結果として、「差別」問題の比重が少なくなってしまったが、ベーシックな話を「差別」から入るのは、私の流儀ではないので、これでいいと思っている。

学生さんの反応はとても良い。
もちろんすべての受講生ではないが、L/G/B/Tについてのきちんとした(体系的かつ最新の)知識を欲している学生はかなりの割合でいる。
そして、コメント票の記述から、講義を受けた後で関心と理解が進んでいることが実感できる。

自己満足かもしれないが、受講生の求めていることに、かなりの程度、応じることができた気がするので、今後もこの構成を基本に、ヴァージョンアップしていこうと思う。

千代田区役所へ [お仕事(講義・講演)]

5月30日(火)
(続き)
駿河台下交差点でタクシーを拾い、九段南の千代田区役所へ。
靖国通りから内堀通りに入って左側の高層ビルの前で停車。
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運転手さん「はい、こちらです」。
あれ?
その昔、このあたりで遊んでいた家猫さんに聞いたところでは右側のはず。
私のおぼろな記憶も「九段会館」の並びだったような・・・。

でも、案内図を見ると、やはりここらしい。
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首を捻りながら、エレベーターで10階に上がる。

15時50分「千代田区男女共同参画センターMIW(ミュウ)」へ。
ミーティングルームに案内される。
窓から、さっきまで講義をしていた明治大学リバティタワーが見える。
職員の方3人(いずれも女性)と、7月7日(金)の「MIW講座」の打ち合わせ。
まだ 、募集前なのでアップはできないが、とてもすてきなポスターを作ってくださった。

16時45分、辞去。

お腹が空いた。
九段下の交差点で見回したが、あまり食指が動く店がない。
仕方なく「小諸そば」に入る。
小ぶりのカツ丼(510円)を注文。
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カツはまずまずだが、味が薄い。
こんなもの減塩したって仕方ないだろうに。

帰路、地下鉄の中で足腰の具合がさらに悪化。
「ああ『薬切れ』だ」と気づき、遅まきながら補充。
足元がふらつくので武蔵小杉駅からタクシーで帰宅。

19時、帰宅。
帰宅後「薬」が効いてきて状態改善。

夕食は、牛肉のソース炒め。
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生野菜(レタス、クレソン)。
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お風呂に入って温まる。

疲労蓄積で体調が良くないので、早寝。
就寝、2時。







5月30日(火)明治大学文学部「ジェンダー論」第7講「トランスジェンダーと社会(前半)」 [お仕事(講義・講演)]

5月30日(火)  晴れ  東京   29.1度  湿度53%(15時)

9時、起床。
朝食は、ハニークリーム・デニッシュとコーヒー。
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朝イチで、大学執行部の偉い先生からの相談メールにお返事を書く。
非常勤講師の業務外だが、講師控室で挨拶してくれる先生なので断れない。

シャワーを浴びて、髪にあんこを入れて頭頂部で結んでシュシュを巻く。
化粧と身支度。
今日も気温が上がる予報なので夏支度。
白地に黒のアニマル柄のチュニック(3分袖)、黒のレギンス(5分)、黒のサンダル、ワインレッドのバッグ。
11時、家を出る。
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東急目黒線から東京メトロ南北線に入り、永田町駅で半蔵門線に乗り換え、神保町駅へ。
車中、コメント票を読む。
歩いて駿河台下の明治大学へ。
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12時30分、講師控室に到着。
レジュメは3枚×450部=1350枚を印刷。
13時、教室へ。
2度に分けてレジュメを運びセットして、パワーポイントのセッティング。

講師控室に戻り、コンビニで買ったお握りで腹ごしらえ。
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13時30分、文学部「ジェンダー論」の講義開始。
今日もリバティホール(大講堂)いっぱいの受講生(推定420人)。
前回の復習をしながらいくつか質問に応える。
続いて、第6講「L/G/B/Tとは何か ―性的マイノリティをめぐる諸問題―」の残りを解説。

1 L/G/B/Tとは?
 (1)言葉の意味
 (2)言葉の歴史
 (3)言葉の問題性
 (4)「SOGI」(ソジ)もしくは「SOGIE」(ソジィ)
 (5)「13人に1人」は眉唾? ―数的把握の困難―
2 同性愛者(L/G)にとっての諸問題
 (1)同性パートナーシップとは?
 (2)同性婚とは?
 (3)同性愛者が「子どもを育てる」こと
 (4)貧富の差の拡大(階層分化)と老後問題 
3 バイセクシュアル(B)にとっての諸問題
 (1)Bの不在
 (2)B研究の遅れ
4 トランスジェンダー(T)にとっての諸問題
 (1)Tの意味
----------------(ここから)-----------------
 (2)性別移行と生殖権
 (3)就労差別
 (4)Trans-manのダークビジネス問題
5 「Xジェンダー」について

残り60分で、第7講「トランスジェンダーと社会(前半)」に入る。
ここから応用編。

1 トランスジェンダーの基本定義
2 「第三の性」(Third Gender)の存在
----------------(ここまで)-----------------
3 性別越境者の職能
4 日本におけるトランスジェンダーの歴史 ―その職能を中心に―
 (1)トランスジェンダーの職能
 ※女装を伴う祭礼
 (2)トランスジェンダーの職能の展開
5 「双性原理」について
 (1)「双性原理」とは何か
 (2)「双性原理」と「聖」・「賤」

講義の後、15分ほど残りレジュメの整理。
15時35分、辞去。
(続く)




紫陽花が咲き始めた [日常(花・街・山・猫・蝶)]

5月29日(月)

5月も残りわずか。
紫陽花が咲き始めた。
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イタリアのテレビ局から出演依頼 [お仕事(出演・取材協力)]

5月29日(月)

イタリアのテレビ局が、今や、外国人の東京人気スポットとなった「新宿ゴールデン街」の探訪番組を作るとのこと。
で、私に歴史的経緯を解説して欲しいと、出演依頼が来た。

「女」としての私の「故郷」(育ててもらった街)と思っているので、前向きに対応。
実現すればうれしいな。

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↑ 新宿歌舞伎町「花園三番街」(旧:新宿三光町「青線」街:2009年撮影:三橋順子)

5月29日(月)『AERA』の取材を受ける [お仕事(出演・取材協力)]

5月29日(月)   晴れ  東京  26.9度  湿度59%(15時)

9時、起床。
朝食は、洋梨のデニッシュとコーヒー。
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シャワーを浴びて、髪にあんこを入れて頭頂部で結んでシュシュを巻く。
化粧粧と身支度。
今日も(5月としては)気温が上がる予報なので夏支度。
黒地に茶と白の花柄のロングチュニック(3分袖)、黒のレギンス(5分)、黒のサンダル、ワインレッドのバッグ。
11時過ぎ、家を出る。
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東急東横線学芸大学駅に移動し、銀行を2つめぐって固定資産税の振り込み。

東横線→東京メトロ副都心線で新宿三丁目駅へ。

ずっと前に入ったことがあるタイ料理屋へ。
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定番のカパオ・ライスのランチ(980円)。
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う~ん、ご飯が柔らかすぎ。
玉子焼きが作り置き(冷たい)。
全体にスパイシーさが足りない。
次はないな。

二丁目のマーガレットさんのお店「オカマルト」で1時間20分ほどおしゃべり。

また学芸大学駅に戻り、『AERA』の取材を受ける。
LGBTとメディアをテーマに2時間ほどあれこれしゃべる。
来週号(6月5日発売)は「LGBT特集」とのこと。

首凝りがひどく辛い。
応急にマッサージをしてもらおうと思ったが、心当たりが2つともいっぱいで断られる(泣)。

自宅最寄り駅に戻り、駅前の「ドトール」で30分ほど居眠りしたら、少し楽になった。

18時過ぎ、帰宅。

夕食は、お刺身(かつお、赤貝)。
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「点天」の紫蘇餃子。
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食後、2時間ほど熟睡。

夜中、起き出して、明日の講義の準備。
メールのお返事を書く。

就寝、3時。


5月28日(日)第84回日本ダービー [スポーツ]

5月28日(日)  晴れ  東京  26.7度  湿度51%(15時)

10時、起床。
朝食は、カカオ・ド・クレームとコーヒー。
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「日記」を書く。

昼食は、ざるラーメン。
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テレビで、第84回日本ダービー(東京競馬場、芝2400m)を観戦。
1000m通過63秒の超スローぺス。
向こう流しで、クリストフ・ルメール騎手のレイデオロ(単勝2番人気、父キングカメハメハ、母ラドラーダ)が後方から一気に進出し先頭にならびかける。
直線、そのまま抜け出し優勝。
スローペースを読んだ冷静かつ果敢な騎乗が勝因。
早い話、腕が違うということ。
2着は3番人気のスワーヴリチャード。
青葉勝の勝馬で1番人気のアドミラブルは後方から追い上げたが届かず3着。
藤澤和雄調教師は念願のダービー初制覇。

大相撲夏場所千秋楽は、横綱白鵬が13度目の全勝優勝(通算38度目)。
1年間、優勝から遠ざかっていただけに、うれしそうだった。
関脇高安は11勝4敗で、場所後の大関昇進が確実。

髪の部分染め。
シャワーを浴びて、髪と身体を洗う。

夕食は、いわし(手前)とあじの一夜干し。
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「点天」の紫蘇餃子。
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平茸と卵のお汁。
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お風呂に入って温まる。
就寝、3時。

「府中青年の家裁判」を掘り起こす記事 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

5月28日(日)

今日(28日)の『朝日新聞』朝刊社会面。
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「LGBTブーム」の中で忘れられつつある原点(「府中青年の家裁判」)を掘り起こしている良記事。
花房吾早子記者 good job。

それで思い出したのだが、2000年と2001年度に東京都の社会教育主事研修会で「当事者との対話を通じて考えるセクシュアリティと人権」という講義をしたことがある。
講義の前、企画担当者に念のため「府中青年の家裁判に触れますが・・・」と確認をしたら「もちろんです。今日も青年の家の職員、何人も来ています」と言われた。

少なくとも、その頃までは東京都の担当部署で、「青年の家裁判」のことはしっかり認識されていた。
ただ、その時点ですでに同性愛当事者を講師として呼ぶのは難しかったようだ(だから、同性愛者ではない私が呼ばれた)。

その後、石原都政下で性的マイノリティ関係の研修会はできなくなり、企画担当者も別の部署に移動してしまった(左遷?)。

現在の小池都政下では、ちゃんと研修をしているのだろうか?

藤原なおみ『人は何をどう喪失するのかーゲイを生きる語りからの考察ー』 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

5月27日(土)

「プシコナウティカの会」でご一緒した、藤原なおみさんから『人は何をどう喪失するのかーゲイを生きる語りからの考察ー』をいただく。
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国際医療福祉大学大学院(医療福祉学研究科)の平成28(2016)年度修士論文(指導教員:大熊由紀子教授)。

レインボープライドパレードに出てくるような陽気でハッピーなカミングアウト・ゲイではなく、ノン・カミングアウトの悩み多い7人のゲイの聞き取り調査と、ゲイであることによる「喪失」に焦点を当てた考察。

「LGBTブーム」の中、その「光」の部分にばかりが取り上げられるが、その「影」の部分に注目していること、私とほぼ同世代(1960年生)の「孫がいる」女性が、念願かなった大学院で学んだ成果という点で貴重。

非売品なのが残念。

5月27日(土)「プシコナウティカの会」 [お勉強(研究会)]

5月27日(土)  晴れのち曇り  東京  27.3度  湿度51%(15時)

9時半、起床。
朝食はアマンドショコラとコーヒー。
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化粧と身支度。
暑くなる予報なので夏姿。
11時40分、家を出る。
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東急東横線で学芸大学駅に移動。
昼食は東口商店街の「かしわや」で。

冷やし天婦羅そば(400円)を注文したのだが、調理のおばさん、冷やしたそばの上に揚げたて熱々の天婦羅を乗せる。
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温度が上下分離していて変な感じ。
普通の(温かい)天婦羅そばにすればよかった。

「仕事部屋」に寄って郵便物の整理。
12時30分、再外出。
中央町二丁目の住宅街を歩いて、超久しぶりに十日森稲荷にお詣り。
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12時50分、神社の裏にある目黒区五本木住区センターへ。

ここで開催される「プシコナウティカの会」という研究会に参加。
「プシコ ナウティカ」とは「魂の航海(術)」という意味で、イタリアの精神医療のスローガンらしい。
「らしい」というのは、よくわかっていないのだけど、18年前(1999年)の日本社会学会の大会シンポジウムで、お世話になった井上芳保先生に、コメンテーターとして、お声を掛けていただいた。

参加者7名(内、報告者2名、コメンテーター2名)という小さな研究会。

(報告1)兵頭晶子「松嶋健『プシコ ナウティカ』を精読するー生政治の範例としての精神病院―」
イタリアで精神病院が全廃されたことは知っていたが、細かい経緯は知らなかったので勉強になった。
目に止まったのが「精神医療から精神保健へ」という言葉。
「ああ、これなんだ!」と思った。
日本では、性別を移行したい人に「性同一性障害」という病名(精神疾患概念)をつけて、医学の力で治療しようとする。
一方、西欧では、性別を移行したい人が健康を保てる(保健)ように医学がサポートする。
日本は近代医学の伝統的な発想、西欧は近代医学の反省に立った考え方。
その違いは、根本のところで限りなく大きい。

(報告2)井上芳保「あざけられること、ほめられること―『女性蔑視ヤジ』シンポとミスターノーマル幻想を再考する―」

私は2本目の井上報告のコメントテーター。
「ミスター・ノーマル」は、1999年10月の日本社会学会の大会シンポジウム「ミスター・ノーマルのアイデンティティを問う」(企画:井上芳保・山田富秋、会場:上智大学)で「普通の男たち」「普通に安住している男たち」の差別意識を炙り出すための概念として提起された。

私もそのシンポジウムにパネラーとして参加し「女装系コミュニティにおける『ミスター・ノーマル幻想」という報告をさせていただいた。
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そして、その報告内容を組み込んだ「現代日本のトランスジェンダー世界 ―東京新宿の女装コミュニティを中心にー」(『中央大学社会科学研究所年報』7号 中央大学 2003年6月)は、新宿女装世界の最初のフィールドワーク論文として、2度も英訳されることになる。

研究者としての私の出発点になったシンポジウムであり、社会学を勉強し始めてわずか1年ほどの「駆け出し」が、日本社会学会の大会シンポジウムで報告できたのは大きな僥倖だった。
そういう意味で、井上さん(山田さん)には恩義を感じている。

しかし、「ミスター・ノーマル」という概念は、その後、大きく展開されることはなく、はっきり言って失敗に終わった。

「俺は普通(ノーマル)だ」と言い張る男たちが、さまざまな差別の「岩盤」になっているという問題提起は妥当だと思うし、今に至るっても通用すると思う。
しかし、言葉として、なぜ起爆しなかったのか?と考えると「ノーマル」という概念に問題があったと思う。

言うまでもないが「ノーマル(正常)」の対語は「アブノーマール(異常)」である。
しかし、1999年の段階でも「正常か、異常か」という二元的な問題の立て方は、いささか陳腐というか、古かったように思う。
セクシュアリティでは「アブノーマル」に相当する概念として、当時すでに「クィア」という概念が提起されていたが、シンポジウムでは視野に入っていない。
やはり、そこらへん「ノーマル」を前面に出した設定は、時代遅れだったのではないか。
少なくとも、斬新な、目新しい感じはない。

そんなことを、思い付きでしゃべる。