So-net無料ブログ作成

LGBTトイレに「差別助長」=当事者から批判、取りやめ-悩む行政当局・大阪市 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

5月21日(月)

私が昨秋の日本トイレ協会「全国トイレシンポジウム」(2017年11月18日:横浜)で主張したこと。

① LGBには「トイレの困難」はほとんどない。
② 「トイレの困難」は、主に移行期のT、およびXの問題。
③ 多目的トイレの増設で対処可能(「LGBTトイレ」はいらない)。  
④ 「半男半女」のトイレ・ピクトグラムはTへの誤解を増幅しかねないので止めてほしい。

---------------------------------------
LGBTトイレに「差別助長」=当事者から批判、取りやめ-悩む行政当局・大阪市
0180519at02_p.jpg
京都市内のホテルの多目的トイレで使われている男女の姿を半分ずつ合わせたマーク(右端)=2月28日、京都市下京区

性的少数者(LGBT)に配慮した自治体や企業の取り組みが、逆に「差別を助長する」と当事者から反発を受けるケースが出ている。大阪市は男女どちらでも使える「多目的トイレ」にLGBTを象徴する虹色のステッカーを貼ったが、当事者から批判を受けて取りやめた。使いやすいようにとの意図が裏目に出た形で、担当者は頭を悩ませている。

多目的トイレは高齢者や車椅子のままでも使いやすく設計されている。男女どちらでも使えることから、大阪市はLGBTの人に利用してもらおうと、市庁舎内の多目的トイレのドアに虹色のステッカーを貼った。

淀川区の職員がLGBTを支援するNPO団体の講習を受け、発案した。2014年から始まり、周辺の区役所にも広まった。しかし、当事者から「入るとLGBTと見られる」などの声が届くようになった。

批判の高まりを受け、大阪市は3月にステッカー表示を取りやめることを決めた。吉村洋文大阪市長は4月の記者会見で「当事者の声を聞くことがまず大事だ。何もしないというのが一番良くない」と述べ、今後もLGBT政策に取り組むと強調する。

京都市内の大手ホテルも、多目的トイレに男女の姿を半分ずつ合わせたマークを使用している。このマークに対する不快感を示す声が当事者から寄せられた。担当者は「アメリカの小学校でも普及している。千人いたら千人満足するものはない」と割り切り、当面は表示を残す予定だ。

京都市で2月、当事者が集まり「LGBTトイレについて考える京都会議」が開かれた。参加者からは「善意の押しつけは迷惑」「社会一般が『LGBTはここに入るんだ』という認識になるのが恐怖」などの声が上がった。主催者は「個別の困難に対して手を差し伸べるのが支援だ。シールを貼ることが支援ではない」と批判する。

「時事通信」2018年05月19日04時00分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018051900135&g=soc&utm_source=twitter&utm_medium=jijicom&utm_campaign=editor
nice!(0)  コメント(0) 

クロマニョンの青年が選んだのは、野山羊か?ネアンデルタールの娘か? [性社会史研究(一般)]

5月20日(日)

12~13年ほど前、某研究会で東京大学の人類学の教授のお話をうかがったことがある。
ネアンデルタール人と現生人類の混血はない!という結論だった。

その質疑応答で、井上章一先生(国際日本文化センター教授)が「では、アナトリアの草原で長い旅をしてきたクロマニョン人(コーカソイドの先祖)の青年がネアンデルタール人の娘に出会った時、その青年は娘を無視して、野山羊とSexしたということですか?」と質問された。

東大人類学の教授は、しばらくの沈黙の後、「そういうことになりますね」と返答した。

私だけでなく、その場にいた研究者のほとんどが「そんなはずないじゃないか!」と突っ込みたかったと思う。

その後の研究(遺伝子解析)で、ネアンデルタール人と現生人類の混血があったことが証明された。
ネグロイドを除く現生人類の遺伝子には、1~4%ほどネアンデルタールの遺伝子が継承されている。
しかも、白っぽい皮膚、金髪や赤毛、青い目などコーカソイド的特徴はネアンデルタール人から受け継いだ可能性が高い。

やっぱり、クロマニョン人の青年は、野山羊ではなく、ネアンデルタール人の娘を選んだのだった。

(参照)
更科 功『絶滅の人類史―なぜ「私たち」が生き延びたのか』 (NHK出版新書、 2018年1月)
nice!(0)  コメント(0) 

二階堂ふみさんの愛加那 [テレビ批評]

5月20日(日)

NHK大河ドラマ「西郷どん」、忙しくてしばらく見ていなかったが、奄美大島の娘で西郷隆盛の2番目の妻になる愛加那(1837~1902年)役の二階堂ふみさんの演技がすごい!という噂なので視てみた。

ほんとうにすごかった。
30984969ec281086c8152a62c1029b9a.jpg
二階堂さん、若手(23歳)ながらすでに数々の女優賞に輝いてきた演技派だし、沖縄県の出身だから、奄美の島娘という役柄にはまりやすいのはそうなのだが、それ以上になりきっている。
nice!(1)  コメント(0) 

「変態性欲」概念の構造 [性社会史研究(一般)]

5月20日(日)

明治大学文学部(和泉)「身体と社会」の講義で、非典型な性の有り様の病理化と脱病理化の話を少し詳しく話そうと思う。

以前に作った図表があったのだが、状態が悪いので、あらためて羽太鋭治・澤田順次郎『変態性欲論』(1915年初版)を書架の奥から出してきて、作り直す。
変態性欲の構造 - コピー.jpg
19世紀末から20世紀初頭にかけて、こうした構造で病理化されてきた様々な非典型な性の有り様が徐々に脱病理化されていくのが20世紀の歴史で、21世紀初頭の現在は、脱病理化の最終段階ということ。

羽太と澤田の『変態性欲論』は、ドイツの精神病理学者Richard Freiherr von Krafft-Ebing(1840~1902年)の『性的精神病理』(Psychopathia Sexualis、1886年)をベースにしているのだが、部分的に日本の事例を入れている。 

たとえば、「虚物に対する性的狂崇」(フェティシズムに相当)のところで、リボンと手がら・根かけ、コルセットと長襦袢が並んでいたりして面白い。

ちなみに、手がらは日本髪を結う際に、髷に巻きつけるなどして飾る布のこと、根かけは日本髪の髷の根元に巻きつけて用いる紐状の飾り物。

nice!(0)  コメント(0) 

職務質問の男女差 [世相]

5月20日(日)

男性(とくにゲイ)の知人が、よく「職質」ネタをしているけど、警察の職務質問って、ものすごく男女差がある。
女性は、よほど怪しくないとまず職質はされない。

私の場合、男性時代に1度あるだけ。
学生時代、練馬に住んでいたとき、銭湯に行く途中、警官に呼び止められて「手提げ袋の中、見せてください」と言われたことがある。
通行人に次々に声をかけていたから、何かの手配中だったのだと思う。

女性の格好では25年間、こんなに怪しいのに1度もなし。
歌舞伎町時代、夜中に出会ったパトロールの警官に「早く帰りなさい」と言われただけ。

この男女差はどういうことかと言えば、すごく単純で、警察が指名手配していたり、重点警戒している人物像が、ほとんど(99%近く)男性だから。
(受刑者全体の男女比が10:1、凶悪犯罪限定だともっと差が大きくなる)
交番の掲示板に貼ってある指名手配写真を見れば一目瞭然で、オウムのK池直子が逮捕されてからは、男性ばかり。

もしも、女性の凶悪犯が逃走中という事態になれば、女性も職質されることが増えるだろうが、まあ、そういうことは稀。

やたらと職質される男性諸氏には同情するが、そういう背景なので、ある程度は、仕方がないのかも。
nice!(0)  コメント(1) 

講義の準備 [お仕事(執筆・成果)]

19日(土)

夜中、来週火曜の講義(明治大学文学部「ジェンダー論」)の準備。
第6講は「L/G/B/Tとは何か ―性的マイノリティをめぐる諸問題―」。
現在進行形の話なので、毎期ごとに話したい内容は増えていくが、レジュメはA4版4枚に収めるという制約があるので苦労する(少しでもはみ出ると、印刷枚数が一気に350枚増える)。
パワーポイント資料も、スライドが増え続け、とうとう70枚に。
100分の授業時間でも足りない。
でも、LGBTの話ばかりしているわけにもいかないのが辛いところ。
nice!(0)  コメント(0) 

5月19日(土)新宿駅東口、インド料理「サムラート」 [日常(料理・食べ物)]

5月19日(土)  曇り  東京  26.3度  湿度79%(15時)

昼過ぎ、新宿へ。
IMG_1883 - コピー.JPG
1
3時、東口のインド料理の老舗「サムラート」で友人の研究者と打ち合わせを兼ねて会食。
IMG_1884.JPG
カレーは、マトン(左)とチキンチリ(右)。
IMG_1887.JPG
珍しく真っ昼間からビール(SINGHA)を飲む。
IMG_1886.JPG


nice!(0)  コメント(0) 

営業中(1936年)の「新宿遊廓」の航空写真 [性社会史研究(遊廓・赤線・街娼)]

5月18日(金)

ついに発見!
(いまさら気づいたのだけど)
昭和戦前期の(営業中の)「新宿遊廓」(1922年春開業~1945年5月25日焼失)の全体を写した航空写真(1936年=昭和11年撮影)。
新宿2丁目(1936) (5) - コピー.jpg
中央に黒い部分があるロの字形の大型建物が密集しているエリアが「新宿遊廓」。
これは当時の遊廓建築が中央に中庭を抱き四辺に建物をめぐらす形式だったため、真上から撮影した航空写真だと、こう写る。

「新宿遊廓」の位置。
新宿2丁目(1936) (4) - コピー.jpg
北は靖国通り。
南は新宿通りの1本北の道路。
西は末広通り(当時は東海通り)の建物1軒分東側。
東は仲通りの建物1軒分西側。
大門通りが現在の要通りに相当。
北西の角に、娼妓の性病定期検査をする新宿病院があった(白っぽい建物)。

ちなみに、現在の御苑大通りは、戦後の1949年の開通なので影も形もない。
仲通りが靖国通りに出る直前のY字路は、少なくとも遊廓設置の時からあった。
現在、2丁目「ゲイタウン」の路地の多くが、新宿遊廓の廓内道路だったことも判る。
nice!(1)  コメント(0) 

5月18日(金)明治大学文学部(和泉)「身体と社会」第5講「衣服とセクシュアリティ(1)―裸体と着衣のエロティズム―」 [お仕事(講義・講演)]

5月18日(金)  曇り  東京  27.1度  湿度77%(15時)

8時半、起床。
朝食はオレンジデニッシュとコーヒー。
180518-1.JPG
シャワーを浴びて、髪にあんこを入れて、頭頂部で結んで、シュシュを巻く。
化粧と身支度。
黒地に茶と白の花柄のロングチュニック(3分袖)、黒のレギンス(5分)、黒のサンダル、ワインレッドのトートバッグ。

11時30分、家を出る。
IMG_1870.JPG
東急東横線(渋谷駅乗換)京王井の頭線で明大前駅下車。
12時35分、明治大学和泉キャンパスに到着。
レジュメは170部、印刷。

13時、レジュメのセッティングと機材の確認のために教室へ。
講師控え室に戻って腹ごしらえ。
渋谷東横店の「魚力」で買ってきた「たっぷり穴子丼」(790円)。
180518-2.JPG
たしかに穴子はたっぷりだが、タレが甘すぎ。

13時30分、「身体と社会」の講義開始。

まず、第4講「セクシュアリティ論の基礎(2)―セクシュアリティの構成要素 性的指向・性幻想・性的嗜好、そして性行動―」 の残りを解説。

1 性的指向 セクシュアル・オリエンテーション(Sexual Orientation)
2 性幻想 セクシュアル・ファンタジー(Sexual Fantasy)
3 性的嗜好 セクシュアル・プレファランス (Sexual Preference)
--------------(ここから)------------------
4 性的指向と性的嗜好の関係

続いて、第5講「衣服とセクシュアリティ(1)―裸体と着衣のエロティズム―」に入る。

はじめに -問題提起―
1 裸体問題 ―裸体は常に「エロい」か?―
2 着衣問題 ―セックス(性行為)するとき、裸になる?―
3 部分着衣問題 ―一部を隠す、区画する―

余裕をもって15時09分、終了。

講義後、真面目そうな女子学生さんが来て質問。
「先生のようなセクシュアリティの研究者になるにはどうしたらいいでしょうか?」
う~ん・・・、返答に詰まる。
「先生のような・・・」の部分に重きを置くと、「ほとんど、なれません」と答えるしかない。
なので後半に重きを置いて、
「日本の大学では、セクソロジーそのものを学べるところは少ないので、やっぱり、社会学を学ぶのが一番でしょうね」
と返事。
「セクソロジーだと、どんな先生がいますか?」
と重ねて質問してきたので、これはそれなりに本気だなと思い、私が尊敬する大阪の先生の名前を教える。

事務室に寄って、受講者名簿をプリントしてもらう。
履修登録者、171名。
お引き受けする時に聞いた80名の倍。

講師控え室で、残りレジュメの整理。
コメント票の整理。
出欠記入。
16時10分、辞去。

武蔵小杉の「イトーヨーカ堂」へ。
トリンプの特売だったのでショーツをまとめ購入(6枚)。

駅構内の「タリーズコーヒー」で休憩。
180518-3.JPG
出欠2回分を記入。

18時半、家猫さんと待ち合わせ。
自宅最寄り駅前の回転寿司へ。
息子も合流。
5皿+海苔汁。
180518-4 (1).JPG

180518-4 (2).JPG180518-4 (3).JPG180518-4 (4).JPG180518-5.JPG

20時過ぎ、帰宅。
1時間ほど仮眠。

起き出して、お風呂には行って温まる。
夜中、少し作業。

就寝、4時。


nice!(0)  コメント(0) 

トランスジェンダーの人権地図 2018年版(Transgender Europe) [現代の性(性別越境・性別移行)]

5月17日(木)

Transgender Europeによる「トランスジェンダーの人権地図 2018年版」(その1)。
TRANSGENDER EUROPE2018-1 (1) - コピー.jpg
TRANSGENDER EUROPE2018-1 (2).jpg
水色が法的な性別変更に、sterilisation(直訳は不妊手術、意訳すると生殖腺の切除を伴う性別適合手術)を必要としない国。
ヨーロッパ地域では、圧倒的に主流。

赤茶色が必要とする国。
ヨーロッパ地域では、すでに、フィンランド、ラトビア、ルクセンブルグ、チェコ、スロバキア、ルーマニア、ブルガリア、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロ、トルコなど、限られた国になっている。
アルバニア、マケドニア、コソボは性別変更自体が違法。

Transgender Europeによる「トランスジェンダーの人権地図 2018年版」(その2)。
TRANSGENDER EUROPE2018-2 - コピー.jpg
TRANSGENDER EUROPE2018-2 (2).jpg
赤茶色が法的な性別変更に、精神医学的診断を必要とする国。
水色が必要としない国。
デンマーク、ノルウェー、アイルランド、フランス、ギリシャなどまだ少ないが、5月にWHO(世界保健機構)総会でICD-11が採択され、性別移行の脱精神疾患化が達成されれば、水色が急速に増えていくと思われる。
nice!(0)  コメント(0)