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現代の性(性別越境・性別移行) ブログトップ
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MtF学生の女子大学入学問題 [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月22日(水)

MtF学生の女子大学入学問題、日本女子大が検討へ。
朝日新聞20170320-1.jpg朝日新聞20170320-2.jpg
私のこの問題についての所感は下記。
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2017-02-26
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「心は女性」女子大入学可能に? 日本女子大、検討へ

日本女子大学(東京都文京区)が、男性の体で生まれたが、女性として生きるトランスジェンダー=キーワード=の学生を受け入れるかどうかの検討を新年度から始める。体の性別を入学の前提にしてきた女子大だが、さまざまな性のあり方への認識が広がる中、生物学的に男性に生まれた人にも門戸を開く可能性が出てきた。

伝統校の日本女子大が議論を始めることで、他の女子大に影響を与える可能性もある。

検討のきっかけは2015年末、神奈川県に住む小学4年生の保護者からの問い合わせだった。この児童は戸籍上は男子だが、性同一性障害と診断され、女子として生活している。同大や付属校の入試の出願資格には、「女子」との規定があるが、同大付属中の受験を希望していた。

これを受け、同大は16年8月、付属の幼稚園、小・中・高校、大学の学部代表らで「LGBTに関する検討プロジェクトチーム」(座長・小山〈おやま〉聡子副学長)を設け、議論した。「多様な学生を受け入れるべきだ」という積極論の一方、「学生や生徒、保護者、教員の理解が浸透しているとはいえない」などの慎重論もあり、同年10月末、現段階では受け入れは難しいと結論づけた。

だが同時に、まず大学で受け入れをめぐる検討を先行させることも決めた。新年度に学内に会議を設け、すでにいる性的少数者の支援も含め、受け入れの可否を検討する。女子大の中には、戸籍の性別を女性に変更すれば入学できるところもあるが、20歳以上や性別適合手術などの要件があり、ハードルが高い。女子大が仮に受け入れを決める場合には、医師の診断など具体的な要件をどうするかが課題になる。

小山副学長は「『女子とは何か』の判断基準の検討は、女子大の価値や存在意義を考えることに重なる。まず、学生や保護者らの声を聞き、多角的に議論したい」と話している。(編集委員・氏岡真弓、杉山麻里子)

 ◆キーワード
<トランスジェンダー> 体と心の性が一致せず、自らの性に対し「違和」を持つ人。病院で「性同一性障害」の診断を受ける人もいる。レズビアン、ゲイ、バイセクシュアルとともに「LGBT」に含まれる。電通ダイバーシティ・ラボ(東京)が行った国内の成人約7万人を対象にした調査(15年)では、LGBTなど性的少数者に当たる人は全体の7.6%。トランスジェンダーは0.7%とされる。

『朝日新聞』2017年3月20日05時00分
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12850440.html?_requesturl=articles/DA3S12850440.html&rm=150

「性別違和が主訴の症例数と国内外性別適合手術例数の推定調査」 [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月22日(水)

第19回GID(性同一性障害)学会・研究大会(札幌医大)で、針間克己先生が報告された日本精神神経学会「性同一性障害に関する委員会」による「性別違和が主訴の症例数と国内外性別適合手術例数の推定調査」についての報道。

『日本経済新聞』2017年3月18日
日経新聞20170118.jpg

『朝日新聞』2017年3月21日
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『読売新聞』2017年3月21日
読売新聞20170321.jpg

以下、針間先生のブログを転記。
http://d.hatena.ne.jp/annojo/20170319
【調査方法】
26の医療機関に、平成27年12月末までに性別違和を主訴に受診した1)症例数(FTM,MTF別)、2)特例法診断書(第1署名)作成数(FTM,MTF別)、3)特例法診断書における性別適合手術の実施医療機関の国内外別(FTM,MTF別)のアンケート調査を行った。

【結果】
・24医療機関からは平成27年12月末までの回答が得られた。2医療機関からは前回と同様の平成24年12月末までの回答であった。
・受診者数:合計22435例。FTM14747例(65.7%)、MTF7688例(34.3%)。
・診断書数:合計4671例(性別不明813例)。FTM2929例(75.9%)、MTF929例(24.1%)。
・手術:国内1407例(51.5%)、国外1379例(48.5%)、
FTM国内1130例(52.9%)、FTM国外1002例(47.1%)、
MTF国内277例(42.4%)、MTF国外377例(57.6%)
・戸籍変更率 合計20.8%(4671/22435)、FTM23.3%(2929/12573)、MTF16.0%(929/5789)

【考察】最高裁の発表では、平成27年12月末までに6021名が戸籍変更。
よって、77.6%(4671/6021)を把握。

推測方法1.6021/0.208=28919例が日本全体での受診者。
推測方法2.戸籍変更FTM、MTF比より、推定戸籍変更者はFTM4570例、MTF1451例。

FTM推定受診者19617例(4570/0.233)、MTF推定受診者9042例(1451/0.16)。
よって合計の28659例が日本全体での受診者。

なおこれらの数値は延べ受診者数。一人の患者が複数の医療機関受診することもあり。複数医療機関受診者の割合は不明だが、2~3割いると仮定すれば実数は延べ人数の85~90%となり、約24000例から26000例となる。
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性同一性障害の国内受診者延べ2.2万人 学会公表

心と体の性が一致しない性同一性障害(GID)で国内の医療機関を受診した人が、2015年末までに延べ約2万2千人に上ったとの調査結果を日本精神神経学会の研究グループがまとめ、札幌市で18日に始まったGID学会総会で公表した。12年末時点の前回調査と比べ、3年で約5割に当たる7千人増加した。実際のGID当事者はさらに多いとの見方が強く、受け皿の整備が求められそうだ。

障害への社会の認知が広がり、当事者の意識も変化したことが増加理由とみられる。当事者は国内に数万人いるとされるが、受診者数で改めて裏付けられた。専門家は「児童、生徒や高齢者を中心に、まだ医療機関を受診できていない人もいる」とし、今後も受診者数が増えると指摘した。

研究グループの針間克己医師らが、GID当事者が受診しているとみられる各地の26医療機関にアンケートを実施。医師がGIDと診断した人数を集計したところ、15年末までに延べ2万2435人だった。14年にも同様の調査を行い、12年末までの受診者数を集計。その際は延べ1万5105人だった。

今回調査で、体が女性で心は男性の受診者が1万4747人だったのに対し、逆のケースは7688人だった。針間氏らは、26医療機関以外で診断を受けた人もいるとみて、国内の当事者数を約2万5千人と推計した。

GID学会理事長の中塚幹也・岡山大大学院教授(生殖医学)は「障害への理解を深め、いじめや差別などの二次被害をなくすためにも、当事者の数を示すことは重要だ」と指摘。行政や医療機関の態勢づくりで、議論を促したいと話した。

GIDの当事者数を巡っては、全国で4万6千人いるとの推計を北海道の大学教授らが13年にまとめている。〔共同〕

『日本経済新聞』2017年3月18日 11:42
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG18H2M_Y7A310C1CC0000/
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性同一性障害 受診2.2万人…認知広がり3年で7000人増

心と体の性が一致しない性同一性障害(GID)で医療機関を受診した人は、2015年末までで延べ2万2000人に上ることが、日本精神神経学会の調査で分かった。3年前の調査より約7000人増えた。

GID治療を行う国内の主要な26医療機関を対象に、診療記録に残る受診者数などをアンケート。15年末(一部は12年末)までに性別の違和感を訴えて医療機関を受診した人は、延べ2万2435人だった。受診者数は前回約1万5000人だったが、GIDが社会で広く知られるようになり、増えたとみられる。

受診者のうち、体は女性だが心は男性と訴える人が66%、体は男性だが心は女性という人は34%だった。性別適合手術を受け、性別変更に必要な診断書を取って戸籍上の性別を変更した人は約4700人で全体の2割。女性から男性に変更した人の方が、男性から女性に変更した人より3倍以上多かった。

調査結果には、同じ人が複数の医療機関を受診した例も含まれるが、「多くても全体の2、3割」(調査担当者)という。

厚生労働省によると、3年に1度、「患者調査」として性同一性障害の人の数を調査しているが、調査した年1年間の受診者数しか数えていないという。

GIDの治療は、ホルモン治療や手術などがあるが、精神療法のほかは健康保険の対象外で、本人負担は高額になる。GID学会の針間克己副会長は「手術の保険適用とともに、手術を受けていない人の医療をどうするかも考えなければならない」と訴える。

『読売新聞』2017年3月21日 
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20170321-OYTET50053/

GID学会・理事会がWHO声明の支持を決定 [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月19日(日)

19日、札幌医科大学で開催されたGID学会・理事会が、法的な性別の変更に手術を要件とするすることは、身体の完全性・自己決定の自由・人間の尊厳の尊重に反する人権侵害とするWHOなど国連諸機関の共同声明(2014年5月30日)を支持することを満場一致で決定。

WHOなどの共同声明から3年近くが経ってようやく、関係学会の理事会が「支持」を決定したことは、トランスジェンダーの人権尊重に向けた大きな一歩。

法的な性別の移行に際して、本人が必ずしも望まない身体に大きな影響があり、高額の費用がかかるSRSを必須条件化することは、トランスジェンダーの人権への侵害であるという考え方は、2014年5月のWHOほか国連機関の共同声明以来、人権を重視する諸国の世共通認識になりつつある。
しかし、日本のGID学会は、共同声明が出された後の2回の大会(2015、2016年)で、この重要な声明に対して、なんの意見表明もせず、実質的に無視してきた。

今回、2017年の大会を前にして、東優子理事をはじめとする複数の理事から、GID学会・理事会としてWHOなどの共同声明への支持を表明すべき、との提案がなされ、理事長が理事会の議題として取り上げ、出席した理事の満場一致で、WHOなどの共同声明を支持することが決定した。

今まで、医療重視・人権軽視の傾向があった学会の理事会でこうした決定がなされた意味は大きい。
日本にもようやく、身体決定の自己決定への自由という)トランスジェンダーの人権擁護への流れが及んできたということだと思う。


3月19日(日)第19回GID学会研究大会・札幌(2日目) [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月19日(日)  晴れ  札幌  5.9度  湿度59%(15時)

6時半、起床(ラ・ジェンド・ステイ札幌大通)。
ベッドに入ったのが3時近かったので、実質睡眠時間は3時間半。
さすがに身体がきつい。
でも、GID学会は今日が私の出番なので、朝食は、しっかり食べる。
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9時前、ホテルを出る。
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札幌は今日も良い天気。
札幌にしては温かい。
ただ、昨日より風が強い。
タクシーで会場(札幌医科大学)に向かう。
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理事会の様子が気になるので、ドアの外で待機。
法的な性別の変更に手術を要件とするすることは、身体の完全性・自己決定の自由・人間の尊厳の尊重に反する人権侵害とするWHOなど国連諸機関の共同声明(2014年5月30日)を支持する提案が理事会で採択されたとのこと、よかった(詳細は下記)。
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2017-03-19-3

9時30分、第19回GID学会・研究大会の2日目、開始。

【シンポジウム 3】GID の用語を巡る諸問題(9:30 ~10:50)
S3-1. 「Gender incongruence」の日本語訳についての考え方
 池田官司(北海道文教大学人間科学部作業療法学科)
S3-2. 性同一性障害とは何だったのか
 中根秀之(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科医療科学専攻
リハビリテーション科学講座 精神障害リハビリテーション学分野)
S3-3. DSM-5 の日本語訳への疑問およびICD-11 gender incongruenceの日本語訳案の検討
 針間克己(はりまメンタルクリニック)
S3-4. SOGIEの多様性に関する専門用語と「正しい知識」問題
 東 優子(大阪府立大学地域保健学域)

【シンポジウム 4】教育現場における性別違和をもつ児童生徒の現状と対応(10:50 ~12:10)
S4-1. 二次性徴抑制療法および18 歳未満に対するホルモン療法の報告義務とリマインド
 佐藤俊樹(さとうクリニック)
S4-2. 性別違和をもつ児童生徒の通学する学校との連携
 佐々木掌子(立教女学院短期大学現代コミュニケーション学科)
S4-3. 学校教育と性別違和を持つ生徒への対応 −スクールカウンセラーの立場から
 手代木理子(札幌医科大学小児科、札幌市教育委員会スクールカウンセラー)
S4-4. トランスジェンダー生徒の学校経験
 土肥いつき(京都府立高校教員、大阪府立大学博士後期課程)

【GID 委員会からの報告 国内推定当事者数について(12:10 ~12:20)
「性同一性障害に関する委員会」による性別違和が主訴の症例数

【理事長講演】(12:20 ~12:40)
性同一性障害を取り巻く課題と今後の展望
 中塚幹也( 岡山大学大学院保健学研究科)

昼食は、道の向こう側の「THE END CAFE」というスープカレーがメインのお店へ。
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↑ 野菜スープカレー&ご飯(小)&ザンギ(鶏唐揚げ)2個+マンゴージュース(1380円)。
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野菜たっぷりで、おいしいのだが、重要な総会の時間が迫っていて、大急ぎで食べなければならなかったのが残念。

【総会】(13:30~13:50)

【シンポジウム 5】ジェンダーの多様性をめぐる神話(Fictionss and Realities of Gender Variation (15:00 ~16:30)
S5-1. GID の神話を歴史に引き戻す
三橋順子(明治大学文学部)
S5-2. どんな理解を促進するのか
遠藤まめた(やっぱり愛ダホ! idaho-net.)
S5-3. 性の多様性:LGBTのメインストリーム化で失われていくもの
東 優子(大阪府立大学地域保健学域)

16時40分、閉会
大急ぎで空港に急ぐ人もいたが、飛行機の時間まで飲みたい人も多数。

17時過ぎ、居酒屋「ほたる」へ。
ここも既視感がある。7年前に来たのかな?
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ここで30人ほどで延々と大宴会。
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21時を過ぎ、帰る人は帰り、札幌もう1泊組だけが残る。
22時、中締め。
お会計をみたら、13万余円!
22時45分、さすがの大宴会もずいぶん人が少なくなってきた。
まだ話していたい気持ちもあったが身体が限界に近づいている。
康先生に「三橋さん。もう帰った方がいいよ」と言われる。
よほど疲れが顔に出ていたのだろう。
ドクターのアドバイスに素直に従って辞去。

23時過ぎ、ホテルに帰還。
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なかなか、良いお部屋だったが、滞在時間が少なかった。

就寝、1時(ラ・ジェンド・ステイ札幌大通)。

夜の札幌 [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月18日(土)
(続き)
チャーターしたバスで繁華街へ移動。
車中、針間先生に来年の第20回記念大会の構想をうかがう。
「他ならぬ先生が会長の大会ですから、なんでもお手伝いいたします。たとえば、大振袖を着て受付嬢とか・・・」
「それはいいから」と即座に却下される(泣)。

【懇親会】(18:45~21:00)は「キリンビール園新館(アーバン店)」。
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学会の懇親会には珍しく、立食ではなく着席形式。
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↑ おおっ!
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↑ エプロンで完全防備の中塚理事長の乾杯の発声で飲み始め&焼き始め。
腹ごしらえができたところで、動き回って、あちこち挨拶と打ち合わせ。
おいしかった。お腹いっぱい。

21時過ぎ、散会。
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↑ 路上にたむろする人々。

地元・当事者団体主催の「全国交流会」へ。
会場はグランド居酒屋「富士」。
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7年前もここだったような気がする。
さらに、いろいろな方とおしゃべり。
23時20分、お開き。

学会、懇親会(ジンギスカン)、全国交流会、さすがに、そこで打ち止めと思ったら、なんと、さらにカラオケへ。
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針間克己先生、康純先生、東優子さん、土肥いつきさん、野宮亜紀さんなど8名。
私、明日は、シンポジウム報告なのに4曲も歌ってしまう。
「夢は夜ひらく」(園まり)
「桃色吐息」(高橋真理子)
「ラストダンスは私に」(越路吹雪)
「星の流れに」(菊池章子)。
1時半、やっとほんとうにお開き。

徒歩でホテルに戻ったのが、1時50分。
ドアが開かず締め出し状態。
電話して開けてもらう。
ああ、恥ずかしい。

就寝、2時50分(ラ・ジェンド・ステイ札幌大通)。

3月18日(土)GID学会・第19回研究大会(1日目) [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月18日(土)  晴れ  札幌  5.3度  湿度59%(15時)

4時過ぎ、起床。
6時、家を出る。
JR南武線(川崎駅乗換)京浜急行のルートで羽田空港へ。
7時20分、羽田空港に到着。
3連休の混雑を考えて、余裕をもってでたのだが、それにしても早く着きすぎた。
遠くに東京湾が見えるカフェで、コーヒーを飲んで、時間を潰す。

搭乗口のベンチに座っていたら「三橋さん」と声をかけられる。
gid.jp代表の山本蘭さん。
搭乗までおしゃべり。
TNJ代表の野宮あきさんも同じ飛行機。
8時50分、ANA055便(札幌行)に搭乗。
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機種は、B777-300。
9時24分、離陸。
羽田発の空の旅のお供は、やっぱり「万世」のカツサンド。
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↑ おっ!

10時37分、新千歳空港に着陸。
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11時15分発の「エアポート113号」に乗車。
三連休初日ということでかなりの混雑。
分散してなんとか座れた。
11時52分、札幌駅に到着。
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タクシーで南2条西5丁目の「ラ・ジェンド・ステイ札幌大通」へ。
2016年に開業した新しいホテル。
荷物を預けてチェックインの手続きを済ます。

札幌市電に乗る。
停留所の幅がとても狭く、電車が入ってくるとき、ちょっと怖い。
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西15丁目の停留所で下車。
12時45分、会場の札幌医科大学臨床研究棟へ。
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12時55分、GID(性同一性障害)学会・第19回研究大会、開会。
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↑ 舛森直哉会長の開会挨拶。

【会長講演】(13:00~13:30)
GIDとの出会い−ホップ、ステップ、ジャンプ
 舛森直哉(札幌医科大学医学部泌尿器科学講座)

【レジェンド レクチャー】(13:30 ~15:00)
1. 性同一性障害をとりまく環境はどう変わったか
 山内俊雄(埼玉医科大学
2. 性同一性障害事始
 原科孝雄(医療法人社団幸隆会 多摩丘陵病院)
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【シンポジウム 1】GID 診療チームの立ち上について 診療の裾野を拡げるために(15:00 ~16:30)
S1-1. 関西におけるGIC(Gende Clinic)連携
 織田裕行(関西医科大学精神神経科学講座)
S1-2. 沖縄のGID 医療の現状と行政の取り組みについて
 宮島英一(クリニックおもろまち)
  インフルエンザのため欠席。
S1-3. 山梨大学のGID 医療の現状と今後の展望
 百澤 明(山梨大学医学部附属病院 形成外科)
S1-4. GID 診療チームの立ち上げとマネジメント
 中根秀之(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科医療科学専攻リハビリテーション科学講座 精神障害リハビリテーション学分野)
S1-5. 性同一性障害の診療に医療チームは必要か
 山本 蘭(一般社団法人gid.jp 日本性同一性障害と共に生きる人々の会)

【シンポジウム 2】身体的治療の標準化について 次世代に繋げるために(16:30 ~18:00)
S2-1. FTMに対するホルモン療法
 杉本盛人(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科泌尿器病態学)
S2-2. 当科におけるホルモン療法の現状と問題点
 馬場 剛(札幌医科大学産婦人科学講座)
S2-3. Male to Femaleの性別適合手術時の体位の検討
 山口 悟(ナグモクリニック名古屋
S2-4. 次世代教育について
 難波祐三郎(岡山大学病院 ジェンダーセンター)

今回、一般演題が行われる第2会場(札幌医科大学記念ホール2F 大ホール)がちょっと離れていて、しかも道が悪い。
時間割も、シンポジウムとほとんど重なっていて、具合がよくない。
聞きたい報告があったのだが、聞けずに残念。
たとえば、
O - 10. 戸籍の性別の「変更」ではなく「訂正」が認められた 21-水酸化酵素欠損症の2 症例
 大島義孝(岡山大学)

18時過ぎ、1日目、終了。
座り続けで腰がもう限界。
(続く)

埼玉県入間市議選挙でトランス男性が当選 [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月14日(火)

埼玉県入間市議会選挙で、トランス男性で民進党公認新人の細田智也さん(25歳)が当選。

トランスジェンダーの地方議員としては、2003年に世田谷区議会議員に当選した上川あやさん(現在4期中)以来、14年ぶり。
トランス男性としては初。

定数22で21位とは辛勝だが勝ちは勝ち。
地域のために頑張ってほしい。

それにしても、パイオニアである上川さんから2人目まで17年もかかってしまった。
上川さんの先進性をあらためて思う。
同時に地方政治ではなく、国政で活躍するトランスジェンダーが出ることを強く望む。

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性転換公表の男性、入間市議選で初当選「多様性認めフラットな市に」

初当選を決め、支援者らと万歳をする細田さん(中央)=13日未明、入間市内の選挙事務所

12日投開票の入間市議選で、LGBT(性的少数者)であることを明らかにして選挙に臨んだ新人候補が初当選した。県選管によると、県内でLGBTを公表した立候補者の当選は記憶にないという。候補者は「多様性を認め合い、フラットな関係を築ける入間市にしたい」と意欲をみせている。

民進公認で立候補した新人の細田智也さん(25)は、定数22の同市議選で、21位で初当選した。13日未明、選挙事務所に支援者らが祝福に駆け付ける中「ぎりぎりの当選。まだ実感が湧かない」と控えめに喜びを表現した。

細田さんは20歳の時、性同一性障害と診断を受けた。23歳となった2015年4月に性適合手術を行い、帝京大学在学中の同年6月に戸籍を女性から男性に変更した。物心ついた頃から女性という自身の性に対し違和感があったという。中学、高校当時、女友達と一緒にいても素直に笑えず、どう楽しめばいいのか分からない自分がいた。

細田さんは選挙を通じて、性的少数者だけでなく、障害者や高齢者らを含めた多様な声を市政に届けると呼び掛けた。ほかにも性的少数者が悩みを一人で抱え込まず、相談できるような制度の構築を訴えた。性的マイノリティーが理解されにくい社会で、自身も心の不自由さを人に打ち明けることができたのは20歳になって、母智晴(ちはる)さん(52)が初めてだった。

選挙中、LGBTだという市民から「自分は(LGBTと)人に言えずにいる」「細田さんに励まされた」というメールが届いたという。「性的少数者は、身近に存在しないものとして扱われてきた。これから困難なことも多いと思うが、自分への期待に応えられるよう壁を乗り越えていきたい」と誓っていた。

『埼玉新聞』2017年3月14日(火)
http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/03/14/07.html



とりあえず、一歩ずつ [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月11日(土)

昨夜、思ったこと。
社会の中でのトランスジェンダーの在り様について「理想」を唱えることは大事なことだし、かっこいいと思う。

たとえば、性別変更にほとんど何の要件も課さない「アルゼンチン方式」を「理想」と主張する人がいる。
それは、まあ、結構だ。

ただ「理想」というものは、ある意味、非現実的なもので、それをそのまま実現するのはほとんど困難だ。
「アルゼンチン方式」が、近未来的に日本社会で可能かといえば、それはかなり難しいと思う。
そもそも、「アルゼンチン方式」が日本の社会・文化に適合的かということは、よく考えないといけない。

「旗を立てる」ことは大事だが、現実感のない「理想」をいくら主張しても、現実にはほとんど何の影響も与えない。

現実的には、「理想」にどれだけ、どうやって少しでも近づいていくかが大事になる。
その道は妥協の連続かもしれないが、そうしなければ近づくことはできない。

とりあえず、一歩ずつだ。
現実には、その一歩さえ容易ではないのだから。


神田神保町・四川料理「川府」で密談 [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月10日(金)
(続き)
シャワーを浴びて、髪と身体を洗い、髪はよくブローして、あんこを入れて頭頂部で結びシュシュを巻く。
遅い昼食。
残りご飯と牛肉のソース炒め&レタス。
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17時、化粧と身支度。
夕方になって化粧するのは久しぶりだ。
昔は、暗くなりかける頃に化粧するのが日常の「夜の女」だったのに。

19時、家を出る。
東急東横線から東京メトロ南北線に入り、永田町駅で同半蔵門線に乗り換えて神田神保町駅へ。
すずらん通りの「東京堂書店」で本を見る。
斜め前の「サンマルクカフェ」でコーヒーを飲みながら読書。

21時前、2階にある四川料理「川府」へ。
23時過ぎまで、約2時間、個室で密談(謀議参加者6名)。
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↑ 入手した極秘資料(なぜかボロけている)

四川料理いろいろ
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↑ とても辛い麻婆豆腐
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↑ 卵とトマトの炒め物
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↑ 水餃子
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↑ 海鮮あんかけそば

0時17分、神保町駅発の東京メトロ半蔵門線に乗り、渋谷駅で東急東横線に乗り換え、1時過ぎ、武蔵小杉駅に帰着(終電の1本前)。
タクシー乗り場は長蛇の列。
あきらめて、痛む右足をなだめながら20分ほど歩く。
1時半、帰宅。

日本における戸籍性別変更の内訳推定 [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月6日(月)

「はりまメンタルクリニック」(東京千代田神田小川町)の針間克己院長は、2005~2016年の間に1273通の戸籍変更診断書を書いている(Anno Job Log)。

これは、同期間に戸籍の性別変更を行った6809人(最高裁判所発表の確定値)の約5分の1(18.6%)に相当する。

戸籍変更診断書を求めた人のほとんどは、家庭裁判所に戸籍の性別変更を申し立て、そのほとんどが受理されると推定される。

したがって、針間克己院長が執筆した戸籍変更診断書は、日本の戸籍性別変更全体の5分の1のサンプルと考えて、大きな過ちはないと考える。

最高裁判所のデータにはFtM、MtFの区分がなく、性別移行の内訳は不明だが、「はりまメンタルクリニック」のデータにはFtM、MtFの別が示されていて、年ごとのFtM、MtFの比率がわかり、きわめて貴重である。

その率を各年ごとの戸籍性別変更数に当てはめて、年ごとのFtM、MtFの人数を推測してみた(2004年は2005年の比率を適用)

【データ】
「はりまメンタルクリニック」における年別の戸籍変更診断書数

年   FtM MtF  比率
2004                97( 26: 71)
2005   09   24  1:2.67  229( 62:167)
2006   15   28  1:1.87  247( 86:161) 
2007   29   14  2.07:1  268(181: 87)
2008   70   36  1.94:1  422(278:144)
2009   57   23  2.48:1  448(319:129)
2010   85   26  3.27:1  527(404:123)
2011   81   33  2.45:1  609(432:177)
2012  109   32  3.40:1  737(569:168)
2013  127   20  6.35:1  769(664:105)
2014  102   30  3.40:1  813(628:185)
2015  126   37  3.41:1  855(661:194)
2016  134   36  3.78:1  885(700:185)
計   934   339   2.76:1 6906(5010:1796)
FtM、MtF合計 1273(18.4%)

【考察】
(1)2004年7月の「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」実施以来、2016年末までの戸籍性別変更数は、女性から男性へ(FtM)が5010人、男性から女性へ(MtF)が1796人、その比率は2.76:1と推測される。
実際には、「はりまメンタルクリニック」よりFtMに偏って診断書を出しているクリニックがあると思われるので、実数的にはFtM5000人以上、MtF1800人以下と考えるべきだろう。

(2)日本におけるMtFとFtMの比率は、戸籍性別変更数の内訳(推定)でみると、2006年まではMtF2:FtM1だったのが、2007年に一気に逆転してMtF1:FtM2になり、2010年以降はMtF1:FtM3~4で推移している。
2007年頃にいったい何が起こったのか?
理由として、FtMを対象とした「性器形状近似要件」の実質的な緩和が考えられる。
つまり、ペニス形成手術をしなくても(男性ホルモンで肥大したクリトリスをマイクロペニスに見立てる)、子宮・卵巣の摘出のみで戸籍の性別変更を可能にした判断が、FtMの戸籍変更数の急増をもたらしたと推測される。

(3)FtMの比率の増加現象は、2010年代に入って、いくつかの国で起こっているようだが、日本では2007年頃に始まり、世界的に見て最も早く、かつ顕著に増加していると思われる。

(4)戸籍の性別変更をしたMtFの実人数は長期的に見るとほとんど同じレベルで推移していて、大きな増減はない。実数が急増しているのはFtMだけで、きわめて非対称。



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