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『朝日新聞』教育欄「いま子どもたちは 男装/女装」(第7回) [現代の性(いま子どもたちは 男装/女装)]

8月2日(金)
『朝日新聞』朝刊の教育欄「いま子どもたちは 男装/女装」の第7回。
今回のキーワードは、見出しになっている「私の中の男のコに会いたい」。
私も21年前、「私の中の『もう一人の(女性としての)私』」という言い方をしていた。
20年以上の時を隔てて、年齢的には44歳もはなれている者同士が同じようなことを言っているということは、こうしたある種の二重人格的なイメージが、異性装をする人にとって、普遍性がある感覚だということ。
しかし、そうした二重性別的な感覚は、1998~2008年の異性装者にとっての「失われた10年」=性同一性障害概念の大流行期には表明しにくかった。
性同一性障害の場合、MtF(Male to Female)なら自分が女性であること、FtM(Female to Male)なら男性であることを確信していなければならない。
実際には、MtFでも男3:女7とか、FtMで女2:男8とかいう感じの人はいたと思う。
でも、それを正直に言えない。
言えば性同一性障害者としては「失格」で、「変態」あつかいされる息苦しさがあった。
今、ようやくそうした呪縛が解けてきたのだと思うと、感慨深い。
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(いま子どもたちは)男装/女装:7 
私の中の男のコに会いたい

「男の子ファッション」の分野で10代女子に人気の女性モデルAKIRAさん=東京都渋谷区    
 No.565
 「私の中の男のコに会いたいッ!」。10代向けファッション誌「KERA」の2011年6月号に、そんな巻頭特集が載った。
 記事は、以前掲載した男装特集が大好評だったと紹介し、こう続く。「男のコになりたい女のコが増えたわけではないのかもしれません。そんな女のコはきっとずっと前から、静かに確実に存在していたのかも」。そして「あなたの中の男のコ」に出会おうと、呼びかける。
 茨城県日立市在住の中学3年生で、時々男装をしている瀬谷優莉香(ゆりか)さん(14)は、気がつくと自分のことを「俺」と言っている日があるという。「俺」が多いときは大抵、男装する。男装した「俺」には、「有圭(ゆうか)」という別の名前をつけている。
 20世紀の心理学者ユングは、男の心には女性性が、女の心には男性性が潜むという「心理的両性具有」を唱えた。男装や女装は、その表現なのかもしれない。
 韓国男性アイドルをまねて男装する横浜市のマエダさん(18)は「女のときは性格が悪かったのに、男装のときはいいんですよ」と話す。女の服装だと、「イライラして、人の話を聞かない」。でも、男装すると、相手が待ち合わせに遅れても許せるし、人の話も聞く。男性の気分なので、女性にやさしくしようと思えるのだという。「こんな自分が発見できて、楽しい」とマエダさん。
 「でも、男になりたいわけじゃないんです」。見た目が男性のような「男の子ファッション」の世界で、10代に絶大な人気を誇る女性モデルAKIRAさんは、首をかしげる。
 「カッコいい」という世界を目指しているだけ。そのために着る服が男服だろうと、女服だろうと、あまり関係はない。
 「生まれ変わっても、絶対女がいい! だって女子同士でつるむことも、男子の中に入って遊ぶことも、両方できるじゃん。男じゃできないよね?」
 女は、女服と男服を楽しげに着替える。では、男はどうなのだろうか――。(原田朱美)
〈+d〉デジタル版に雑誌「KERA」編集長インタビュー
http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201308010485.html
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SCN_0063 (2).jpg
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(以下、デジタル版のみの掲載)
男装女子は何を目指す? 雑誌「KERA」編集長に聞く

 雑誌「KERA」編集部が出した男装女子向けの別冊「KERABOKU」の第3号
 男装女子向けのハウツー本を出したり、誌面で男装特集をしたりしてきた10代向けファッション誌「KERA」(ジャック・メディア)。田島裕介編集長に、男装の流行について聞いた。
男装女子・女装男子の記事はこちら
 ――男装女子向けの別冊「KERABOKU」を出した経緯を聞かせてください。
 2010年8月号で「男の子になりたい症候群」という4ページの特集をしたら、目立たない記事だったのに、読者アンケートで1位になったんです。で、何かあるのかもと思い、11年6月号で巻頭特集「私の中の男のコに会いたいッ!」を載せたら、過去最高の部数を記録しました。それで男装女子向けの別冊を出そうということになったんです。
 一般に、発行部数の6割が売れればいい方なんですが、「KERABOKU」の第1号は8万部を刷ったうち9割が売れました。きゃりーぱみゅぱみゅさんは「KERA」出身で、彼女のブームについて取材を受ける機会は多いですが、「KERABOKU」についての取材はさらに多いです。
 ――男装女子が顕在化したのはいつごろでしょうか。
 「KERA」では、街で見かけた素人さんのスナップ写真を載せていますが、3~4年前から、男の子のファッションをしている子が目につくようになりました。
 そのころ、男装をテーマにしたTVドラマがはやっていました。あと、アニメの「テニスの王子様」など、コスプレで男装する人がたくさんいたことや、カッコいい女性が主人公の漫画「NANA」とかも影響していると思います。2次元の「美しいもの」を自分が着る服でも表現したいんだと思います。
 ――男装女子は、一体何を目指しているのでしょうか。
 「きれいなもの」でしょう。男でも女でも、どっちでもいいんです。眺めていたくなるような、きれいなもの。KERAの読者は17~18歳の女の子がメーン。少数派ではありますが、耽美(たんび)主義というか、美しいものが好きな人たちです。
 でも、彼女たちはいつも男でいたいわけじゃない。女の日もあるし、男物のアイテムを採り入れただけのスタイルもある。ファッションが多様化した中に、男の子スタイルがある。どこからが男装なのかっていうのがはっきり言えなくなってきていると思います。
http://digital.asahi.com/articles/TKY201308010251.html?ref=comkiji_txt_end_s_kjid_TKY201308010251

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