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クロマニョンの青年が選んだのは、野山羊か?ネアンデルタールの娘か? [性社会史研究(一般)]

5月20日(日)

12~13年ほど前、某研究会で東京大学の人類学の教授のお話をうかがったことがある。
ネアンデルタール人と現生人類の混血はない!という結論だった。

その質疑応答で、井上章一先生(国際日本文化センター教授)が「では、アナトリアの草原で長い旅をしてきたクロマニョン人(コーカソイドの先祖)の青年がネアンデルタール人の娘に出会った時、その青年は娘を無視して、野山羊とSexしたということですか?」と質問された。

東大人類学の教授は、しばらくの沈黙の後、「そういうことになりますね」と返答した。

私だけでなく、その場にいた研究者のほとんどが「そんなはずないじゃないか!」と突っ込みたかったと思う。

その後の研究(遺伝子解析)で、ネアンデルタール人と現生人類の混血があったことが証明された。
ネグロイドを除く現生人類の遺伝子には、1~4%ほどネアンデルタールの遺伝子が継承されている。
しかも、白っぽい皮膚、金髪や赤毛、青い目などコーカソイド的特徴はネアンデルタール人から受け継いだ可能性が高い。

やっぱり、クロマニョン人の青年は、野山羊ではなく、ネアンデルタール人の娘を選んだのだった。

(参照)
更科 功『絶滅の人類史―なぜ「私たち」が生き延びたのか』 (NHK出版新書、 2018年1月)
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