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いつまでも追い風は続かない。風向きは変わりつつある? [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

4月6日(金)

2015年6月のアメリカ連邦最高裁の「同姓婚を認めない州法は違憲である」判決をきっかけに一気に燃え上がった日本のLGBT運動。
そのピークは、定期刊行物の「特集」の数で見る限り2016年でした。

2017年になると、「特集」が量的に減り始め、かつ質的にも「LGBTの光と影」の「影」の部分への注目が始まります。

2017年年末から2018年に入ると、渋谷第1号カップルの「離婚」や、神宮前「irodori」の閉店など、LGBT運動の「象徴」の退転現象が目立つようになります。

そして、LGBT運動を真っ向から否定する記事が週刊誌に掲載され、アンチLGBTのゲイの声がメディアで紹介されるようになったのが現在。

私は、以前から「いつまでも追い風が吹くとは思いなさんな」と言ってきましたが、どうも風向きが変わりつつあり、「向かい風」が吹き始めたような気がします。

このままだと、象徴的には2020東京オリンピックを待たずに、現実的には「婚姻の平等」を求める「本丸」の攻防が始まる前に、LGBT運動が尻つぼみになりかねません。

LGBT運動家の皆さん、ここらへんで今までの、運動の問題点(キラキラ、上滑り、東京中心)を反省し、態勢を立て直さないと、まずいのではないでしょうか。

具体的には、「法の下の平等」という理念をもっと前面に押し出す(新たな権利を要求しているわけではない)こと、東京偏重ではなく地方からの盛り上げを重視すること、性的少数者の中の「サイレント・マジョリティ」の取り込みに意識を向けること、歴史認識の強化・共有を推進することなどが考えられると思いますが、いかがでしょう。

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ジャックK「『LGBT』ビジネスの不都合な真実」を読む [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

4月5日(木)

今日発売の『週刊新潮』4月12日号のジャックK「『LGBT』ビジネスの不都合な真実」、家猫さんに買ってきてもらって、読んでいる。
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言葉の使い方などいささか問題はあるけど、パートナーシップ証明書が当初の予想より伸びていないこと(とくに渋谷区)、「LGBTトイレ」の虚構性やNPOと企業の癒着疑惑、トランスマンが「LGBTカースト」の最底辺にあり、それが彼らの起業問題の根底にあること、さらにトランスマンの「共食い」状況につながっていることなど、けっこう(私が以前から指摘している)本当のこと≒題名通りの「不都合な真実」が書かれている。

ただ、最後の「左翼陣営との邂逅」で、パレードの動員のために「左翼陣営に近づいた」というのはおかしい。
今時、左翼にそんな動員力はないし、実際に動員に貢献しているのは、いわゆる「アライ企業」(野村證券とか)で、左翼どころか大資本・大企業だ。

で、その「ジャックK」氏だが、プロフィールを見ると「1947年生」となっている。
私より8歳年長で、今年古稀(70歳)を迎えるということになる。
それにしては、文章がお若い。
しかも、近年のLGBT運動の動向によく通じている。

62歳の私は、知的&体力的な衰えを強く感じてる。
まして70歳になったらと、もっと衰えて、関心の多様性が失われ、リサーチが浅くなるように思う。
個人差はあるだろうが、「ジャックK」氏の文章からは、そうした加齢に伴う衰えがほとんど感じられない。
「なんちゃってプロファイラー」である私の感覚からは40歳代、せいぜい50歳代の人物像が思い浮かぶ。
少なくとも私より高齢とは思えない。

また「私自身ゲイであり」と記事を書き始めているように、「ジャックK」氏はゲイ(男性同性愛者)ということになっている。
その割には、ゲイについての記述が少なく、逆にトランスジェンダーについての記述が多く、かつ詳細であり、(用語の問題を除き)妥当な見解である。
とりわけ、トランスマンについての分析はなかなかのものがある。

こんなにトランスジェンダーに関心があり、かつ詳しいゲイを私は知らない。
そこらへんも不思議に思う。

「ジャックK」氏の正体が誰であっても別にいいのだが、「70歳のゲイ男性」というプロフィールを鵜呑みにしない方がいいなと思った。

と言いながら、本音では、「ジャックK」氏に興味津々である。
ぜひ一度、お会いして、いろいろお話をうかがってみたいものだ。

【追記(18日)】
ゲイ業界の人たちから聞いたところを要約すると、「ゲイリブのまったくアウトサイダーではなく、おそらく2000年代の東京で、ある程度、ゲイリブにコミットした人で、その経験からなんらかの理由でアンチ・ゲイリブに転じた人ではないか」とのこと。
そうだとすると、いろいろ詳しいことも納得がいく。
備忘として追記しておく。



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月刊『東京人』(都市出版)から執筆依頼 [お仕事(執筆)]

4月5日(木)

月刊『東京人』(都市出版)から執筆依頼のメールが来た。

(特集によって)ときどき買う馴染みのある雑誌なので、うれしい。

でも「巻頭エッセー」って何を書いたらいいのだろう?
トランスジェンダーの歴史か現在か、それともエロ地理か?
編集者と話し合おう。

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4月5日(木)「人の数だけ「性」がある」第1回「性の多様性は必然的」脱稿 [お仕事(執筆)]

4月5日(木)  曇り  東京  15.3度  湿度64%(15時)

11時、起床。

朝食は、ダークチェリーパイとコーヒー。

昼食は、残りご飯と子宝菜のお浸し、明日葉の胡麻和え。
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夕食は、お刺身(中とろ、かんぱち)。
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さんまの一夜干し。
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伊豆でおまけにもらった。
おいしい。
なめこのお味噌汁。
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お風呂に入って温まる。

夜中、執筆。
4時、来月から始まる『月刊・女性&運動』(新日本婦人の会)の連載「人の数だけ「性」がある」の第1回「性の多様性は必然的」を脱稿。

「性」4要素論と、順子オリジナルの「性」の多層構造論の解説で4100字。
初回は拡大版なのだが、ちょっと長いかな。
でも、かなり詰めて、これがギリギリなのだ。

就寝、5時。

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『週刊ダイヤモンド』(4月7日号)「特集:新・階級社会」 [社会分析]

4月5日(木)

珍しく『週刊ダイヤモンド』(4月7日号)を買って「特集:新・階級社会」を読んでいるのだが、思うところいろいろあり。
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自分は「ポスト団塊世代(1950~60年生)」だが、「社会保障制度が崩壊する前になんとか逃げ切りたいと願っている」世代だと言われると「なるほど・・・」と納得。

正直言えば、やたらと長生きしなければ、そんな悲惨な老後にはならず、なんとか「逃げ切れるかな」と思っている。
年金は「武蔵野の逃げ水」のようになかなかもらえないだろうが、体が動くうちは働けば、贅沢はできないが生きていけるかなと思う。
介護保険制度が崩壊する前に、両親を送ることができたのも大きい。

もう1つ下の「新人類世代(1961~65年生)」くらいまではなんとかなっても、2つ下の「バブル世代(1966~70年生)」の人たちが老後を迎える頃には社会保険制度(年金・健康保険・介護システム)の崩壊は避けられないだろうから、それに比べたらまだマシということ。

さらにその下の「氷河期世代(1971~86年生)」は、それらに加えて生活保護システムも崩壊しているだろうから、よほど頑張って社会基盤&資産を作った方以外は、文字通り「餓死」「野垂れ死」の可能性が高くなる。

「老後は公的年金で」なんて言っているLGBT向けファイナンシャル・プランナーはめちゃくちゃ甘い。

こんな図が載っていた。
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「純金融資産」が「3000万円未満」の層はどうなってるのだろう?と思い。
元の図を探してみた。
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どうもこれらしい。
これなら、ちょっと分析できる。
超・富裕層+富裕層で2.3%、準富裕層まで入れて8.3%、まだ1割に達しない。
アッパーマス層まで入れて、やっと21.1%で2割。

残り8割がマス層って、あまりに大雑把な区分だと思う。

この8割を占めるマス層の動向が、経済的には重要なのではないか?
この層がどう階層分化しつつあるのか?が私の関心。
早い話、マス層でも3000万~1000万の層と100万~0の層とでは、大違いだと思う。
さらに、「純金融資産」というのは「金融資産ー負債」だから、当然、マイナスの世帯もあるわけで。

要は「野村総研」が相手にしていない「どうでもいい世帯」ってことなのだろう。
野村総研的には富裕層以上の資産の動向が日本経済にとって重要ということなのだろうが、私的には8割のマス層の階層分化の方がよほど重要だと思う。

そもそも、と言うか、根本的な問題として「純金融資産」の分析が「世帯」単位になっていることが疑問。

「世帯」は一般的に夫婦+子どもという単位だが、2015年段階で日本の世帯数は5290万余。
人口が1億2700万人くらいだから、1世帯あたりの人数は2.4人。
実態は、夫婦+子ども半分に近い。

なんでそうなるかと言えば、子どもが減っている以上に、単身者が増えているのが原因。
ゲイ/レズビアンも単身の人が多いはず。

「単身世帯」という言葉があるが、それって無意味だと思う。

もう世帯把握を止めて、個人把握に移行すべきなのだと思う。
でも、夫婦間で資産の区分がちゃんとついていない世帯も多いのだろう。

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「アンダークラス」(非正規労働者:パート、アルバイト、派遣労働者)929万人(14.9%)
個人平均年収 186万円(2015年)
世帯の年収 343万円
貧困率 38.7%
未婚率(男性)66.4%
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私的に驚いたのは最後の数字。
講義で「江戸時代は厳しい階層社会で、下層の男性(長屋の八さん、熊さん)の多くは、経済的事情で結婚できませんでした」と言ってきたが、もう現在のこととして話してもいい。

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