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現代の性(性別越境・性別移行) ブログトップ
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お茶大は風呂屋じゃない! [現代の性(性別越境・性別移行)]

7月15日(日)

トランスウーマンが、お茶大に入ることと、女湯に入ることとを、同列に論じて反対している人がいるらしい。

大丈夫か?
この暑さで頭の中身が煮えてしまったのか?

どう考えても状況が違うだろう。

お茶大は風呂屋じゃない。
裸で入る場所ではない。

トランスウーマンになりすます奴がいるから駄目だという人たち。

たとえば、ある国で「日本人になりすました奴が犯罪を行ったから、日本人は全員入国禁止」と言われたら、「はいそうですか」と納得するのか?

私は納得できない。
要はそういうこと。

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トランスジェンダー包摂的な女子大学像 [現代の性(性別越境・性別移行)]

7月15日(日)

社会デザイン学会・大会で高橋裕子津田塾女子大学長の講演をうかがう。

アメリカの名門女子大学(Seven Sisters)のトランスジェンダー受容・包摂の詳細な調査研究に裏付けられた論理と明快な語り口。

social justice(社会的公正) とgender equity(ジェンダー平等)をベースにした、woman centered(女性中心) でtrans inclusive(トランスジェンダー包摂的) な女子大学像を提示。

2020年度の導入に向けて学内調整に十分な自信がある様子。
お茶大、奈良女子、津田塾、日本女子、東京女子の5女子大から、さらに波及も。

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7月15日(日)第13回「社会デザイン学会」大会 [現代の性(性別越境・性別移行)]

7月15日(日)  晴れ  東京  34.5度  湿度59%(15時)

茗荷谷の跡見学園女子大学で開催された第13回「社会デザイン学会」大会へ。
年1度の大会なのに、70人ほどのこじんまりした学会。
しかも、若い人が少なく、3分の2以上が中高年。

「ともに自分らしく生きられる社会を目指して ~性とジェンダーと社会デザインを考える~ 」というテーマだが、LGBT関係者は、石坂わたるさん(中野区議会議員)くらいで、ほとんどいない。

4本の講演をうかがう。
① 西尾孝幸(弁護士)
「セクシュアル・ハラスメント、その現状と制度について」
② 金澤恭平(特定非営利活動法人ReBit・就活事業部マネージャー)
「LGBT、出張研修の現場から見た職場における取組について」
③ 田中かず子(ファーメント代表、国際基督教大学元教授)
「性的マイノリティと大学での取り組みの経験から
④ 高橋裕子(津田塾大学学長)
「社会と教育におけるLGBTの権利保障について」

ほとんど北山晴一会長への義理で参加したようなものだったけど、田中かず子先生に久しぶりにお会いできたこと、高橋裕子学長にご挨拶してお話できたこと、笠原清志跡見学園女子大学の面識をえたことは、良かった。

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トランスウーマンを性暴力の加害者予備軍のように語るな! [現代の性(性別越境・性別移行)]

7月14日(土)

フィミニズムの立場をとる人の中に(ジェンダーではなく)身体構造本質主義に立って、トランスフォビアを平然と表明して、トランスウーマンを女性として認めず排除する人々が、ある程度の割合でいることは、じぶんの経験から実感的に承知していた。

ただ、アメリカなどに比べると、日本ではそういう人たちはかなり少ないと思っていた。

今回のお茶の水女子大学のトランスジェンダー受け入れ表明に関するTwitter議論を見ていると、思っていたより排除派がいることがわかった。

もちろん、容認派が圧倒的に多数で、排除派が少数なことには変わりはない。
今まで感覚的に排除派は10%くらいかなと思っていたが、20%くらいに認識を改めなければならないと思った。

トランスウーマンを虞犯者(犯罪予備軍)視することは、明治時代に警察と新聞によって意図的に流布・強化された認識だけど、21世紀の今になっても、一部の人々の間に根強くあることが、今回のお茶大の件で露わになった。

今後、そこが性的多様性を本当に認めるのか、否かのポイントになるように思う。
トランスジェンダーを性犯罪予備軍のように見なす人たちが唱える「性的多様性」など、とうてい信じる気にはなれないし、そうした人たちと共闘することもない。

性暴力において、トランスウーマンが被害者になるケースは、加害者になるケースに比べて圧倒的に多い。
100倍、いや、おそらく1000倍くらい、もっとかも。

海外では、トランスジェンダーと言うだけで、殺されてことさえ珍しくない。

そうした実態を無視して、トランスウーマンを性暴力の加害者予備軍のように語ることが、どれだけ偏見に満ち、暴力的で、心無い行為か、よく考えてほしい。

そもそも、ペニスが付いているから性暴力の加害者予備軍という認識がおかしい。
「頭、煮えてるの?」と言いたくなる。

トランスウーマンにペニスが付いていることと、それが機能するかは別の話。
まして、女性をレイプする道具に使うかは、まったく次元が異なる。

女子大への進学を希望し受け入れられるレベルのトランスウーマンだったら、ほぼ間違いなく女性ホルモンの継続的な投与を受けている。
そうしたら、女性をレイプする道具としては、まずもって機能しない。
そんなこともわからずに、トランスウーマンを性暴力の加害者予備軍のように語るな!


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お茶の水女子大学、トランスジェンダー受け入れ、新聞各紙の比較 [現代の性(性別越境・性別移行)]

7月12日(木)

お茶の水女子大学がトランスジェンダーを受け入れることについての新聞各紙の記事の比較。

いちばん熱心なのは朝日新聞。10日朝刊に大きな記事、11日朝刊に記事と社説。
文字数が多く内容が詳細で、コメントも各方面に(私のコメントも)取っている。
ただし、社説は論点が分裂していて、知っていることを並べた駄目な学生のレポートみたい。
朝日新聞20180710 - コピー.jpg
↑ 10日朝刊
朝日新聞20180711 - コピー.jpg
↑ 11日朝刊
朝日新聞20180711社説 - コピー.jpg
↑ 11日朝刊・社説
それと他紙と比較して気になるのは、見出しに「心は女性」「心の性」を連発し、「トランスジェンダー」を使っていないこと。
お茶大は公式発表で「性自認」「トランスジェンダー」と言っているのに、なぜ使わないのだろう?

読売新聞は10日夕刊に事実関係だけの記事が掲載された模様(紙面未入手なので未確認)。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180710-OYT1T50077.html
あまり熱意は感じられない。

毎日新聞は11日朝刊に記事と社説。
記事に付された藤沢美由紀記者の解説が的確。
性別違和の問題を、長年、取材してきた蓄積が生きている。
毎日新聞20180711 - コピー.jpg
↑ 11日朝刊
毎日新聞20180711社説 - コピー.jpg
↑ 11日社説

日本経済新聞は10日夕刊で事実関係を報じ、11日朝刊に解説主体の記事。
京都府立高校教員で大阪府立大学のトランスジェンダー大学院生でもある土肥いつきさんの「トランスジェンダーが大学に入ってもなにも起きない」というコメントを掲載したのは秀逸。
日本経済新聞20180711 - コピー.jpg
↑ 11日朝刊

東京新聞はお茶大OGの奥野斐記者が担当だが、事実関係だけ。
「地元」紙なのだから、もう少し突っ込んでもよかったと思う。
東京新聞20180711 - コピー.jpg
↑ 11日朝刊

産経新聞は11日朝刊に事実関係の記事。
とくに批判的な見解は見られない。
産経新聞20180711.jpg
↑ 11日朝刊

ついでに、「NHKニュース」(2018年7月10日 12時11分 教育)も。

お茶の水女子大学 トランスジェンダーの学生受け入れを発表

東京・文京区にあるお茶の水女子大学は、心と体の性が一致しないトランスジェンダーの学生を、2020年度から受け入れることになりました。

これは、お茶の水女子大学の室伏きみ子学長が10日、記者会見を開いて明らかにしました。

それによりますと、大学はこれまで入学の条件を戸籍上の女性に限定していましたが、2020年度からは戸籍上の性別が男性でも、本人が自覚する性別が女性であるトランスジェンダーの学生も受け入れることを決めたということです。

受け入れに向けて、大学は委員会を設置して受験者がトランスジェンダーであることを確認する方法を検討するとともに、トイレなど必要な施設の整備を進めるということです。

大学は学生や保護者などに対し説明会を開く予定で、室伏学長は「多様な性への理解が求められる中、すべての女性が差別や偏見から解放され、学問を学べるようサポートしたい」と話しています。

お茶の水女子大学は、明治時代に日本で初めての女性の高等教育機関として創設され、現在は学部生と大学院生、合わせておよそ3000人が学んでいます。

文部科学省によりますと、国内の女子大学は国公私立合わせて77校ありますが、今回のお茶の水女子大学のようにトランスジェンダーの入学を容認するケースは異例だということです。

学生「当たり前」「広まるきっかけに」
お茶の水女子大学に通う学生からは、トランスジェンダーの受け入れに前向きな声が聞かれました。

大学3年の学生は「この取り組みによって、全国の女子大学でトランスジェンダーの学生の受け入れが広まるきっかけになってほしいです」と話していました。

別の学生は「ようやく当たり前の取り組みが女子大学でもは始まったなと思いました。ジェンダーについて理解のある教員や学生が多いと思うので、戸惑いもあるかもしれないが、みんなで学んでいきたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180710/k10011526201000.html?utm_int=nsearch_contents_search-items_001
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お茶の水女子大学、トランスジェンダー学生の受け入れを決定 [現代の性(性別越境・性別移行)]

7月11日(水)

ちょっとだけ、コメントが載りました。

『朝日新聞』2018年7月11日朝刊
朝日新聞20180711 - コピー.jpg

記事の見出しに「トイレや更衣室整備」とあるが、論理的に言えば、大学が「女子扱い」で入学を許可したのに、トイレや更衣室を「女子」と別扱いにするのは、矛盾している。

施設管理者(大学)が「女子」認定しているのだから、女子トイレや女子更衣室を使用するのに問題はないはず。

まあ、現実にはなかなかそう簡単にはいかないのはわかるけど。

私も2005年度、お茶大に非常勤講師で呼ばれた時は、「学内女性扱い」だったので、女性トイレを使えたはずだが、実際には多目的トイレを使っていた。

トイレの使用は、変に規則化せず、ケース・バイ・ケースがいちばん現実的だと思う。

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お茶の水女子大学の記者会見の要旨(又聞き) [現代の性(性別越境・性別移行)]

7月10日(火)

明治大学(駿河台)「ジェンダー論」の講義の後、取材に来た某新聞記者に逆取材した、お茶の水女子大学の記者会見の要旨。

① 女子大学という形態は堅持する。学内から共学化の意見は出ていない。
② 「女子」限定の入学条件(学則)も変えない。ただ「女子」の解釈を従来の戸籍性のみから「心の性」にも拡大する。
③ 具体的に、トランスジェンダーの受験希望者には「受け入れ委員会」(のようなもの)を設置して対応する。
④ トランスジェンダーの受験希望者には、一般の受験希望者とは別枠で、事前に受験申請書を提出してもらう。
⑤ 受験申請書には、性自認(が女性であること)の証明書類(必ずしも診断書とは限らない)を添えてもらう。
⑥ ただし、証明書類がなくても、受験申請は受け付ける(が受験を認めない場合もある)。
⑦ 「受け入れ委員会」は入学後の学生生活についても相談に応じる。

又聞きなので、誤りがあるかもしれないが、だいたいこんな感じ。
受験希望者が願書を出す前に、ある程度(どの程度かはわからない)フィルターにかけるという仕組みは、「なるほど」と思った。

以下は、私の推測というか感触。

建前としては「性自認が女性であること」が受験申請の条件になっているが、現実にはトランスジェンダーであることの実質性(女性として生活していること)が求められるように思う。

完璧でなくてもある程度は女性として社会適応していないと、女子大学における学生生活はかなり辛いものになり、本人のためにならないと思うから。

つまり、それまで男性として生活していて「これから女子大生をします」というような人は、おそらく受験NGになるのではないか、という推測。

あと、難しいのが、すでに4年制大学を卒業しているトランスジェンダーが、女子大生になりたい、女子大の卒業証書を得たい、それによって「女子」してとと認められたいという「承認欲求」から、受験申請するケース。

こうしたケース、必ず出てくると思う。
それが悪いこととは思わない。
明確な判定基準は設定しにくいが、受験(志望)動機が今回の特例措置の趣旨に適合しないように、私は思う。

より多くのトランスウーマンに女子大学での就学の機会を開くという理念(理想)と、実際の女子大の教育・研究・キャンパスライフを混乱なく円滑に行うという現実の間で、難しい選択(判断)を迫られることになると思う。
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東松山市長選挙 [現代の性(性別越境・性別移行)]

7月9日(日)

お疲れさまでした。
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埼玉県東松山市長選挙(開票終了)

森田光一(無・現)19,094票(得票率72.7%)
安冨 歩(無・新) 7,154票(得票率27.3%)

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腰が引かないことを願う [現代の性(性別越境・性別移行)]

7月6日(金)

お茶の水女子大学の記者会見、当初、報道各社に9日(月)と案内していたのが保留になり、結局、10日(火)に変更。
お蔭で、取材(される)スケジュールが組直しに。
記者会見の前なのに、反響の大きさにとまどったのだろうか?
腰が引かないことを願う。

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