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子宮移植についての私見 [現代の性(一般)]

2月13日(水)

Twitterで、子宮移植手術について、私が極悪非道であるかのように言われているので、改めて従来の見解を整理した。

そんな非道なことは言ってないと思うのだけど。
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① 現状、医学界で計画されているのは、何らかの原因(先天的な原因)で子宮がないシスジェンダー女性への子宮移植手術。

② トランスジェンダー女性への子宮移植はまったく想定されていない。
技術的にも移植後の機能維持など、難易度が高すぎる。

③ 子宮の提供者としては(明言はされていないが)FtMが想定されているようだ。
FtM当事者へのアンケート調査も行われている。

以上は、GID学会・第20回研究大会教育講演 、菅沼信彦(京都大学大学院医学研究科)「子宮移植の現状と今後の可能性」による。

④ 個人的には、GID特例法で手術が要件化され、事実上、手術への誘導が行われている現状で、FtMの子宮をドナーとするのは倫理的に問題があると考えている。

⑤ 私の基本的な考え方は、身体の自己決定の尊重。
その自己決定に際しては、法制的・医学的・金銭的な誘導が少ないことが望ましい。
したがって、「GID特例法」の手術要件は撤廃すべきという立場。
生殖医療においても、同様に、身体の自己決定が最も重要。

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恋愛の文化(意識・作法)の変遷 [現代の性(一般)]

12月17日(月)

つっちーさんが、こんなことを言っている。
恋愛の文化(意識・作法)の変遷という視点で、なかなか含蓄がある。
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つっちー 3日目東N34b‏ @onilez · 12月16日
こないだ「Diamond Holic」で話した「今の若い子はみんないい子でひとりきりの子に話しかける」ってのがホントに文化の変遷を感じて。ワタシとか見るからにヤバイやつには「ヤッベ、目が合ったらお友達になっちゃうからあっちいこ」って感じでしたよ。
https://twitter.com/onilez/status/1074111874461908992
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つっちー 3日目東N34b‏ @onilez · 12月16日
ワタシがひどいやつだ、という部分もあるけど出会いの場がバーやクラブしかなかった時代には無駄な時間は使いたくなかったのですよ。今の若い子は出会いに飢えてないから諸事に余裕があってうらやましい。
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昔のレズビアンは、出会いの場に乏しく、機会が少なかったから、恋愛において「無駄」をしたくなかった(飢えてガッツいてた)。
それに対して、今時の(若い)レズビアンは、出会いの場が多くなったので、余裕がありガッツいてない。

なるほど・・・と思うと同時に、ヘテロセクシュアルの場合は逆ではないかと思う。

昔は、酒場でも路上でも、いくらでもナンパの声が掛かった。
だから、相手をじっくり観察して選ぶことができた。
あるいは「お試し」で1回してから、付き合うかどうか決める余裕もあった。
振っても振られても「すぐにまた次があるさ」であきらめも早かった。

ナンパ文化が衰退した現在は、ネット上での「出会い」は増えても、実際の出会いの場が少なくなった。
だから1回の出会いに固執する人が増えてきた。
振られても、あきらめず執着してストーカーになる奴も出てくる。

どちらが良い時代化は、なかなか難しい。

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インターセックスの人に「第3の性別」を認めるか、否か [現代の性(一般)]

12月15日(土)

インターセックスの人に「第3の性別」を認めるか、否か。
アメリカのニューヨークは認める。
ドイツ、オランダは認める方向に。
フランスは認めない。
日本は議論にもなってない。
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ドイツ議会、「第3の性」認める法案可決

【AFP=時事】ドイツ議会は14日、男女の区別に明確に適合しない「インターセックス」に生まれた子どもの出生届で、第3の性を選択できるようにする法案を可決した。

ドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相率いる左右連立政権はこれに先立ち、インターセックスの新生児を「ディバース(多様、それ以外)」として登録できるようにする法改正案を閣議決定していた。

同国の連邦憲法裁判所は2017年11月、市民の地位に関する現行規定はインターセックスの人々に差別的であるとの判決を下し、個人の性的アイデンティティーは基本的人権として保護されるとした。

インターセックスは、生殖器や染色体といった性的特徴が典型的な男女の区別に完全に一致しない人々を指す広義語。

国連(UN)によると、世界人口に占めるインターセックスの人々の割合は0.05~1.7%で、毛の赤い人々と同程度。また、インターセックスであることは、出生時に分かる場合も、思春期になってから分かる場合もある。

新法は、成長してからの性別や名前の変更も認めているが、医学的な検査が必要とされる場合が多いことに批判の声が上がっている。

「ドイツ・レズビアン・ゲイ連盟(LSVD)」は、医学的検査を義務付ける規定はインターセックスであることが異常だとの認識を示すものだと批判。「個人の尊厳を傷つける評定」を廃止するよう求めている。

一方、独DPA通信によると、保守派与党・キリスト教民主同盟(CDU)のマルク・ヘンリッヒマン(Marc Henrichmann)議員は、公的な市民登録は自己評価ではなく科学的証拠に基づいて行われなければならないと主張している。

「AFP」2018年12月15日(土) 11:20配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181215-00000014-jij_afp-int
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「第3の性」、オランダでも裁判所が認定 議会に法改正促す

【5月29日 AFP】オランダの裁判所は27日、出生届に男性でも女性でもない性別を記載することを初めて認める判決を出した。議会に対し「第3の性別」を認定するよう法改正を促している。

氏名未公表の原告が南部リンブルフ(Limburg)州ルールモント(Roermond)の地裁に提訴していた。

地裁の発表文によると、原告は1961年の出生時に性別を確定できず、便宜上、両親は原告を男性として届け出ていた。2001年になって原告は手術で女性に性転換したものの、女性という性別にも適合できず、自分は「男性でも女性でもない」と感じていたという。

判事らは、原告は「性別不定」として登録できると判断。判決文では「第3の性として登録できるように、法改正が非常に重要だ。それは議員たちにかかっている」とも述べた。

判決後、原告は当局に対し、出生届の性別欄に性別を問わない第3の選択肢を設けるよう要請した。

オランダでは2007年、別の原告による同様の訴えを最高裁に当たる高等評議会が却下していた。

活動家らは今回の判決を、国内のトランスジェンダーの権利を認めることに向けた新たな一歩になったと歓迎した。オランダでは、全人口約1700万人の0.2~2%がトランスジェンダーと推定されている。

「AFP」2018年5月29日 10:27 発信地:ハーグ/オランダ [ ヨーロッパ, オランダ ]
http://www.afpbb.com/articles/-/3176353?utm_source=yahoo&utm_medium=news&cx_from=yahoo&cx_position=r2&cx_rss=afp&cx_id=3202234
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公文書の性別欄に「中性」認めず、仏最高裁

【5月5日 AFP】(訂正)フランスの最高裁に相当する破棄院は4日、両性の特徴を持って生まれたインターセックスの人の身分を証明する公文書に、男性でも女性でもなく中性と記載することは認められないとの判断を下した。

この裁判は、心理療法士のガエタン(Gaetan)さん(仮名、65)が「男性」と記されている自分の公的文書の性別記載を「中性」に変更するよう求めたもの。出生地トゥール(Tours)の地方裁判所は2015年、ガエタンさんの訴えを認める判決を下したが、二審に当たる控訴院は昨年、一審判決を覆していた。

インターセックスの人々には、染色体や性器が典型的な男性か女性かの定義に明確に適合しないなどの特徴がある。原告側代理人のベルトラン・ペリエ(Bertrand Perier)弁護士は、ガエタンさんについて「男性でも女性でもない。自分のことを男性だとも女性だとも思っていない。男性か女性かを選ぶこともできないし、選びたいとも思っていない」と説明する。

しかし破棄院は、フランスの法律の下では中性という性別は認められないと判断。もし男女以外の性別を司法が認めれば、おびただしい数の法律を改正する必要が生じ、「フランスの法の支配に深刻な影響」が及ぶと述べた。

仏東部に住むガエタンさんは女性と結婚しているが、「朝や夜に鏡に映った自分の裸を見ると、男性の世界にも女性の世界にも属していないと分かる」と最高裁での審理を前にAFPの取材に語っていた。

一方、4日の判決文はガエタンさんについて「第三者から見た外見や振る舞いは男性だ」との見方を示した。

国連(UN)によると、世界人口の0.05~1.7%はインターセックスだという。米国では、最大都市で最もリベラルな街の一つであるニューヨーク(New York)が昨年、全米に先駆けて「インターセックス」と明記した出生証明書を発行している。 (c)AFP

「AFP」2017年5月5日 18:22 発信地:パリ/フランス [ ヨーロッパ, フランス ]
http://www.afpbb.com/articles/-/3127314?utm_source=yahoo&utm_medium=news&cx_from=yahoo&cx_position=r3&cx_rss=afp&cx_id=3202234
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精神科医・針間克己先生インタビュー「精神科医が語る、性教育の限界と必要性」 [現代の性(一般)]

12月9日(日)

シスジェンダー&ヘテロセクシュアルな男性の性行動について、ちゃんと分析的に、まともに語れる医師って、かなり少ない。

さすがは針間先生。

敢えて言えば、一部のTrans-manの性行動の問題性(シスジェンダー&ヘテロセクシュアル男性のしょうもない所を増幅的に模倣してしまう傾向があるように思う)についても語ってほしかった。

「精神科医・針間克己先生インタビュー『多くの男性はまともなセックスを知らない』精神科医が語る、性教育の限界と必要性」
「サイゾーウーマン」2018年12月07日
https://www.cyzowoman.com/2018/12/post_212148_1.html?fbclid=IwAR0ovjVE0hH9dQ1YiApkU2ohvHOLqht3zhnk8f5OMvWl4lWSu6B8yYfXGL8



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木村伊兵衛写真賞の最終ノミネートが全員女性 [現代の性(一般)]

12月9日(日)

木村伊兵衛写真賞(朝日新聞社、朝日新聞出版主催)の最終ノミネートに残った6人が全員女性のこと。

優秀な新人カメラマンに女性が多いのは、もう数年前から、かなりはっきりしてきた傾向。
今年はたまたま最終ノミネートが全員女性だっただけの話だろう。

撮る側の事情はわからないが、写真を評価する側は、男性視点から女性の視点を含めた形にはっきり変わってきた。

そういう意味で、写真評論にジェンダーの視点を導入した笠原美智子さん(東京都写真美術館→ブリヂストン美術館) の功績はとても大きいと思う。

「木村伊兵衛写真賞の最終ノミネートは、全員女性だった。 男と女、写真の撮り方はどう違うのか。創刊92年の「アサヒカメラ」が、「女性写真家」を特集した理由」

「Huffingtonpost」2018年12月08日 13時16分 JST
https://www.huffingtonpost.jp/2018/12/04/asahicamera_a_23607860/




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「子宮移植」臨床研究の計画を提出 国内初に向けた一歩 [現代の性(一般)]

11月8日(木)

ドナー(子宮提供者)として、今回は親族(母親・姉妹)を想定しているけど、将来的には、トランスジェンダー(FtM)が想定されていること、書かれていない。

若くて健康な子宮の安定的な供給源としては、トランスジェンダー(FtM)しか想定できないと思う。

現在、年間に国内外で700~800くらいの(機能的には)健康な子宮が摘出されているわけで、供給源としては有り余るくらい。

臓器売買は日本では法律で禁止されているので、建前は「いらないので(善意で提供しますから)使ってください」なのだが、世の中、なかなか建前通りにはいかないのが現実で、新しい「ビジネス」の臭いを感じてしまうのは、私の思い過ごしか・・・?

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「子宮移植」臨床研究の計画を提出 国内初に向けた一歩

子宮がない人に第三者の子宮を移植し、妊娠、出産をめざす臨床研究の計画案を、慶応大の木須伊織・特任助教(産婦人科)らのチームがまとめ、日本産科婦人科学会(日産婦)に7日提出した。国内初となる子宮移植に向けた一歩となる。

一方、患者の命を救ったり、生活の質の向上を目指したりする従来の臓器移植医療とは目的が異なり、妊娠、出産のための移植となる。容認するかどうか倫理面が課題となる。日産婦は日本移植学会と連携して、安全に行うための条件などについて議論を始める。

子宮移植は、生まれつき子宮がない「ロキタンスキー症候群」や、がんで子宮を摘出した女性が対象。欧米などで少なくとも54例行われ、13人の子どもが生まれている。国内で、ロキタンスキー症候群やがんで子宮を摘出した女性は国内に20~30代だけで推計5万~6万人いる。(福地慶太郎)

『朝日新聞』2018年11月7日18時12分
https://www.asahi.com/articles/ASLC75WZCLC7ULBJ00Z.html?fbclid=IwAR2PJQUw1tV6wuPbMBIhGOoTS3sqPcd6nK-QkUlVsAK0oPa4Vmn9mZLw_F8

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子宮移植に希望「血つながった子欲しい」 身体に負担も
子宮移植の仕組み.jpg
慶応大チームが計画する子宮移植の流れ

子宮がない女性が子どもを望むには、国内では養子を迎える方法がある。「代理出産」は日本産科婦人科学会(日産婦)が家族関係の複雑化などを理由に禁じる見解を出しており、海外で依頼する例が出ている。子宮移植が実現すれば新たな道が開けることになる。

慶応大の臨床研究の計画案は、あらかじめ採取した女性の卵子を使って体外受精した受精卵を凍結保存。子宮を移植して1年は様子をみて、妊娠できる状態になったと確認後、受精卵を入れて妊娠を試みる。体内に子宮がある間は拒絶反応を抑えるため免疫抑制剤を用い、出産を終えたら子宮を取り出す。

「血のつながった子どもがほしい。同じ境遇の人はたくさんいる」。九州に住む、生まれつき子宮がないロキタンスキー症候群の女性(31)は話す。体のことを夫(35)は理解してくれているが、「子どもを産める人と再婚したほうが夫は幸せなのでは」と複雑な思いを抱くこともあり、子宮移植の実現を待ち望む。

ただ、倫理面に加え、技術的にも子宮摘出は手術に時間がかかり出血も多いため、提供者に負担がかかる。妊婦に使う免疫抑制剤が赤ちゃんに及ぼす影響への懸念もある。

子宮移植が10例以上行われているスウェーデンでは提供者は母親が多い。姉や友人のケースもある。慶応大のチームの計画案も親族が対象だ。ただ、移植治療として進めていくには、親族だけでよいのか、提供者の範囲をどう定めるかも課題となる。

利点と課題を踏まえた、日産婦と日本移植学会の幅広い議論が望まれる。(福地慶太郎)

『朝日新聞』2018年11月7日19時20分
https://digital.asahi.com/articles/ASLBT5D41LBTULBJ00N.html?rm=484


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FGA(女性器切除)、14歳未満で「激減」 [現代の性(一般)]

11月7日(水)

廃絶に向けて、全体的にはだいぶ成果が出てきたということ。
でも国によっては、あまり改善が見られない。

アフリカを中心に行われているFGM(女性器切除)への関心は、日本では低いが、欧米での関心はかなり高い。

女性なら(女性でなくても)誰でも「これはひどい!止めるべきだ」と思うようなことが、「伝統」の名のもとで、現在でも大勢の少女たちに施されていること、日本でも、もっと関心をもってほしい。
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女性器切除、14歳未満で「激減」 統計調査で判明
女性器切除3.jpg
女性器切除を受けた14歳未満の割合を国別に示した図。(c)AFP

【11月7日 AFP】世界29か国を対象とした女性器切除(FGM、女子割礼)に関する大規模な統計調査が実施され、この30年でFGMを受けた14歳未満の少女の割合がアフリカのほとんどの地域で激減していることが分かった。

FGMをめぐっては多くの病気につながるとして人権団体や活動家から非難が上がっているものの、現在もアフリカや中東の一部地域で広く行われており、国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)によるとソマリアではFGMを受けた女性や少女の割合は98%に上る。

しかし英国と南アフリカを拠点とする研究チームが1990年までさかのぼって29か国におけるFGMの実施割合を精密に調査したところ、時間の経過とともに低年齢の少女の実施割合が下がっていることが判明した。

研究チームは合わせて21万人近い少女を対象とした人口保健調査とユニセフの別個の調査データを合算。重複する人数を除外したところ、複数の地域で14歳未満のFGM実施割合が「大変著しく減少」していたという。

研究チームによると、東アフリカではFGMを受けた少女の割合は1995年には71.4%だったが、2016年にはわずか8%にまで激減。ケニアやタンザニアといった人口の多い国ではFGMの実施割合は毎年3~10%と低い割合を推移しており、傾向として急激に下がっていることが確認された。

一方、エリトリアではFGMを受けた少女の割合は1995~2002年にかけて平均67%だったという。

研究論文の主執筆者で英ノーサンブリア大学(Northumbria University)のンギアンガバクウィン・カンダラ(Ngianga-Bakwin Kandala)教授(生物統計学)は、FGMを受けた女性や少女は世界中に2億人以上いると指摘し、「少女の実施割合が高い国や地域ではFGM防止を公衆衛生上の重要課題とするべきだ」と強調した。(c)AFP/Patrick GALEY

「AFP」2018年11月7日 20:14 発信地:パリ/フランス [ フランス, ヨーロッパ ]
http://www.afpbb.com/articles/-/3196544?cx_part=top_topstory&cx_position=4&fbclid=IwAR1_1VeTkhH3M3MMWOsI_d0xwibfA5htnKPrHM_c_yZGBM4R7NbIVSVb_Ss
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『セックスワーク・スタディーズ ー当事者視点で考える性と労働ー』(日本評論社、2018年9月) [現代の性(一般)]

9月22日(土)

『セックスワーク・スタディーズ ー当事者視点で考える性と労働ー』(日本評論社、2018年9月)をいただいた。
セックスワーク・スタディーズ.jpg
とても読み応えのある内容で、今後、セックスワークに関わる諸問題を論じる際に、必ず参照されるべき本だと思う。

セックスワークへの施策でいちばん大事なことは、当事者であるセックスワーカーが施策立案の場にちゃんと参加して、その意見がしっかり反映されること。
60数年前の売春防止法制定の時は、性産業で働く女性の意見がまったく反映されず、廃娼運動家とそれに支持された女性政治家の意見だけが取り入れられた。
当事者を無視する誤りを、今また繰り返してはいけない。
そのためにも、ぜひ大勢の方に読んでほしい本。

刊行がもう1月早かったら、あるいは自著(『新宿「性なる街」の歴史地理』)の校了がもう1月遅かったら、参照できた部分がいくつかあり、仕方がないが残念だった。

ところで、この本のカバー裏(表4)に掲載されている2枚の写真の内、右側の1枚は、私が撮影し、依頼されて提供した写真だ。
SCN_0046.jpg
アマチュアの撮影者の写真を使っていただいたことは、とてもうれしく思う。

ただ問題は、クレジットの付け方だ。
奥付に「カバー写真(表4)ー佐藤郁夫・三橋順子」と記されているが、これでは、どちらが佐藤さんの写真で、どちらが私の写真かわからない。
クレジットの付け方として不適切だと思う。

写真の著作権は、個々の写真にあるのだから、撮影者がわかるように、たとえば「撮影・提供:(左)佐藤郁夫、(右)三橋順子」のように注記すべきだろう。

「細かいことを」と思う方も多いだろうが、権利というものは、実はけっこう細かいものなのだ。

私も、近刊の自著にたくさんの写真を使用したが、撮影者、提供者、出典については、ずいぶん気を遣い、くどいほど注記を付した(1点だけ、どうしても撮影者不明の写真があるが・・・)。

要は、そういうものなのだ。
出版に関わる人は意に止めておいてほしい。

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9月15日(土)「現代風俗研究会・東京の会」第20期「性の風俗」第1回 [現代の性(一般)]

9月15日(土)

東急目黒線から都営地下鉄三田線に入り、神保町駅で下車。
雨はほぼ止む。

14時35分、明治大学(駿河台)の研究棟へ。
「現代風俗研究会・東京の会」第20期・新風俗学教室に参加。

今回から始まる第20期のテーマは「性の風俗」。
その第1回の例会は、京都から井上章一先生(国際日本文化研究センター教授)をお迎えした。

ところが、定刻(15時)近くになっても、井上先生が現れない。
幹事も私もドキドキ。
何しろ、携帯電話を持たない、メールもしない方なので、所在確認の方法がない。
もしも、いらっしゃらなかったら、私が1時間半、しゃべるしかないな、と思っていたら、定刻2分過ぎにいらっしゃって、安堵。

報告は「性的な磁場からの風俗史」。
「下部構造説」(床が張ってあるか、ないか)、「ふんどし」「パンツ」「パンチラ」「遊廓ビッグバン説」など、1時間半たっぷり井上節を聞かせていただいた。
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次の第2回は11月17日(土)明治大学・駿河台の予定。
報告は、三橋順子「『新宿二丁目・ゲイタウン』の形成過程」。
会員でない方も参加可能ですので、皆様のご来場を、お待ちしています。

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『週刊ポスト』の「美熟女」特集にコメント [現代の性(一般)]

8月23日(木)

現在発売中の『週刊ポスト』2018年8月31日号(小学館)の巻末カラー特集「男たちが本当に大好きな最高の美熟女30人」に、私のコメントが掲載されています。
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それにしても、御年73歳の吉永小百合さんが1位、87歳の八千草薫さんが14位とは。
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「熟女」の範囲がどんどん上に広がって、「老女」というカテゴリーをすっかり包摂してしまったことがわかります。

そうした「熟女の拡大」を支えているのが高齢男性の性欲、「性欲年齢」の上昇(それを煽ったのは『週刊現代』『週刊ポスト』などの週刊誌)。

早い話、80歳の男性から見れば、60歳の女性は十分に若いわけで、性的の対象になります。

で、60歳の女性の側も、男性から性的視線で見られていれば、アンチエイジングに励んで、性的魅力を維持しようとすわけです。
それが、「熟女の拡大」「美熟女の増加」の要因という説(というほどでもないけど)。

人間、歳をとれば、性的なステージから降りて「枯れる」のは自然なこと。
世の中はどんどん不自然な方向に行っているなぁと思います。

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